2019年3月10日日曜日

シャノのヴァイオリン、他

土曜日は午前中にコミカレに出席した後お茶の水に行き、ヴァイオリン用のクリーナーを買おうと下倉楽器に入ると入り口のショーウインドウにフランソワ・シャノ(François Chanot)のヴァイオリンが飾ってありました。このヴァイオリンは新しい弦楽器の開発が相次いだ1820年前後に海軍の技術者だったシャノ(父親はヴァイオリン製作者)が楽器全体をよりよく響かせようと独自に設計したもので、縊れの部分のコーナーがなく丸くなだらかで、弦も緒留めではなくギターのように表板のブリッジに直接留めるようになっており、ペグボックスのスクロールは逆向きです(このヴァイオリンは表板のブリッジが埋められて普通の緒留めを使うように改造されています)。本体とf字孔に相当する細いサウンドホールの縁には黒檀と象牙がはめ込まれています。シューベルトの作品で有名なアルペジオーネも同じ時期に作られた楽器です。当時は人気があったようですが、この時代に作られた様々な新楽器は程なく消えてしまいましたので、おそらく博物館でしか見る事の出来ない珍しい楽器が楽器店のショーケースに何気なく飾られているのはなかなか素晴らしいですね。この楽器店の担当者はかなりの目利きだと思います。ネット通販でシャノのヴァイオリンのレプリカを売っているのでいつか入手したいですね。(^^;
 

その後秋葉原に寄って写真撮影用のLEDリングライトを買った後サークルの練習会に参加するために川崎に行きました。二次会で飲んだ後、南武線の終電で帰宅しました。

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