2017年3月12日日曜日

三菱鉛筆削り器 KH-18の修理

三菱鉛筆製の小型鉛筆削り器 KH-18 のクリップのゴムが経年劣化してボロボロになり鉛筆を挟んでも空回りしてうまく削れなくなったので修理しました。
↓先ずこの穴の部分にプラスドライバーを入れてネジを外すとクリップの部分が本体から分離します。
↓分離したクリップ部の裏側下にある四角い穴にマイナスドライバーを入れて爪を外して更にカバーを分解します。
↓これが分解後の全ての部品です。
↓経年劣化して切れた、鉛筆を保持する部分に巻いてあったゴム部品。所々ヒビが入っていて再生使用は出来ません。
↓メーカーに部品を注文すれば即解決かも知れませんが、取り寄せが面倒くさそうなのでこのゴム部品の代用として以前ホームセンターで購入した防振用のゴムシートを使う事にしました。
↓オリジナルのゴムの幅に近くなるように取り敢えず大雑把に切り出します。実際にクリップに巻きながら部品の幅に合うようにカッターで調整します。さらにリング状にするために接着剤を使うのですが、重なる部分の表面にヤスリがけをして荒らして接着剤が良く付くように予め加工しておきます。
↓これも以前に靴底を補修した時に購入した強力接着剤で1本300円しなかったと思います。ヤスリがけした部分に薄く均一に塗ってベタベタしなくなるまで約15分ほど乾かしてから圧着します。
↓接着してリング状に加工したゴムをクリップのプラスチック部品に取り付けます。オリジナルのゴム部品はこのシートの1.5倍くらいの厚みがあるので2重になっている接着部分が丁度鉛筆に当たる側になるように嵌めます。さすがは靴用の強力接着剤、少しきつめのサイズにしましたが全く剥がれる様子はありません。
↓クリップの軸受けにはサンハヤトのプラスチック用グリースPGR-57、金属同士で擦れ合う部分に石鹸グリースを塗ってから部品を元通りに組み上げカバーを取り付けます。
本体に戻しネジ留めして修理完了です。使ってみたところバッチリ鉛筆を保持して滑る事がなくなり快適です。あとは耐久性がどのくらいあるかですね。劣化したらまた修理しますのでその時に報告します(覚えていたら・・・(笑))。

2 件のコメント:

  1. 子供の頃祖父に買ってもらった鉛筆削りが同じ症状になり困っていました。参考させていただきに修理してみます。
    ありがとうございます。

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  2. ぴすけさま

    コメントありがとうございます。記事が修理のお役に立てば嬉しいです。お祖父様に買って戴いた鉛筆削りが無事直りますように願っております。

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コメントありがとうございます。
なるべく早くご返信できるように心がけておりますがブログの設定上、取り敢えず承認形式となっておりますのでコメントの反映とご回答まで少々お持ちいただければ幸甚です。よろしくお願いいたします。