2008年4月14日月曜日

電気技術時代の音楽

昭和38年刊行のこの本を漸く入手しました。学生時代に神田神保町の古賀書店で見たのですが、当時はまだいくらでも出てくるだろうと思って買わなかったのがいけなかった。その後は見かける事もなく、仕方なく国会図書館で興味のある部分だけを複写したりして凌ぎ、あの時買っておけばよかったと随分後悔しましたよ(苦笑)。 先日、何気なくこの書名でネット検索したらオンライン古書店で販売しているのを見つけたので、「過去の反省(笑)」からこういう稀覯本?は見つけたときに入手しなければと思い、少々高かったのですが購入しました(売る方も価値を知っているのが困りもの(笑))。まあ、探す時間やその為の交通費などを考えれば充分納得できる値段ではありましたが。丁度、所得税の還付金が多少あったのも幸いでした。(笑) 昔は一件一件古本屋を探して廻ったものですが、今はネットで検索すると運良く見つかる事もあるので、まさに居ながらにして欲しかった本を入手できる便利な世の中になりました。

著者:フレート・K・プリーベルク(Fred K. Prieberg, 1928~, Berlin)、訳者:入野義朗(作曲家)、音楽之友社刊で原著は1956年の"Musik des technischen Zeitalters"です。1956年刊行ということもあり真空管式の古いオンドの記述になりますが、著者は発明者のモーリス・マルトノとも手紙の遣り取りをしているようで、楽器の当時の値段なども含めてかなり詳細に記述しています。約半世紀前とはいえ自分にとっては少しも古くない極めて面白い本です。いずれ、全文テキストファイル化しようかと考えています。

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