2005年12月22日木曜日

マスター納入

仕事のことはあまり書きたくないのですが、今回はCDの宣伝も兼ねてということで・・・(^^; 約2ヶ月前から取り組んでいた復刻盤のプレス用CDマスターをやっと引き渡してホッとしています。今回は蓄音器の鉄針でかけて擦れまくったSP盤(現存数が極めて少ないレア盤)が多くスクラッチノイズの量が半端ではなかったので非常に手間がかかりました。多くの場合、強力なノイズリダクションフィルターを深々とかけて一発消去するんですが、それをやると確かにノイズは消えますが原音そのものも歪んでしまってとても聴くに堪えない貧弱な音になってしまいます。SP盤は音が悪いというイメージの多くはこういったノイズ処理や、ノイズが集中する高域を減衰させて生命感を殺してしまうことが原因です。ノイズ処理に関して蘊蓄を垂れはじめるとキリがなくなるのでやめておきますが、私の場合は何せノイズを一つ一つ手作業で消していくという極めてローテク(といってもノウハウを考えるとかなりハイテクだと自負してはいますが)&気の遠くなりそうな膨大な作業なのでかなり消耗します。(^^; それだけにどこまで綺麗になるか追い込むことができるため完成品には愛着があります。さてその完成品ですが来年の1月23日に発売されます。下記のリンクに詳細がありますのでご覧いただければ幸いです。

プロデューサー石川さんのホームページ
同インフォメーション
ブリッジ(販売元)

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