2011年8月2日火曜日

楽譜浄書

今、私の師匠であるH先生がコンサートでお使いになる作品の浄書作業をしている。浄書ソフトは定番のFinaleを使っているのだが、そのバージョンは2003でかなり古いものなのだ。年号をバージョン番号にしていることからも判るように、毎年バージョンアップがある。バージョンアップ料は約2万円で、新品の同ソフトを買うよりは安いもののさすがに毎年というわけにはいかない。毎年はおろか、もう8年近く放置していて、そろそろバージョンアップしようかと考えてはいるのだが、なかなか踏み切れない。因みにH先生がお持ちのバージョンは私のよりも古い。(笑) 

私の浄書に対するポリシーは、譜割、表記に関して出来うる限りオリジナルを尊重するというもので、自分の恣意的解釈は一切入れない。オリジナル記号なども作ったりして、やはり時間がかかる。取り敢えず一つの作品の浄書が出来上がり、先生に見て頂いたところ高く評価して下さったので少しホッとした。

とはいえ、先生のコンサートも間近に控えており、それに間に合わせる必要があるので結構ハードな作業が続いている。若い頃、浄書家になろうと考えたこともある程、楽譜には思い入れがある。その思い入れとの時間との闘いでもある。先生に喜んで頂くことが第一義なので頑張りたいと思っている。

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