つい先日ギブソンに買収された所為で完全終了した製品開発が何とシンガポールの会社で再開され、しかもフリーで配布されるようになったCakewalk BandLab版を早速インストールしてみましたが、こちらは64bit版でも32bitプラグインがそのまま使えるんですよね。昔使っていたCakewalk Home Studio 2002(Windows7以降は正常に動作しなくなりやむなく使用を中断してCubaseに本格的に乗り換えました)を思い出してちょっと懐かしくなりました。(笑) やっぱり1つのソフトウエアで32、64bitのプラグインが両方とも使えるのは大変快適です。ならば無料になったCakewalkに乗り換えてしまえばと思うのですが、長い間Cubaseを使ってきてその操作性に慣れてしまったので以前使っていたものと同系列のソフトとはいっても機能が大幅に拡張された別ソフトなので再び操作手順に慣れるのがもう億劫で、それ以外にも何故か処理が遅くて待たされる(その間フリーズしたようになって何も出来ない)事が多く不安要素もあり、開発再開で無料化されたもののそれが何時(about画面には当面の使用期限が2018年10月5日と表示される)まで続くのか不透明で開発が再び突然終了する事も充分考えられます(無料なので苦情を言う筋合いでもない)ので、一度慣れてしまった、現行品でありユーザー数の多さから消滅しそうもないCubaseから全面移行というのは色々な意味でちょっと危険なのです。
そんなわけで64bitのホストプログラムで32bitプラグインが使えないかとネットを見ていたらJBridgeという優れものを見つけました。時間制限ありのデモバージョンをインストールしたらThe GrandがCubase 9でスンナリ使えるようになりました。これは感激です。プラグインのブリッジングファイルを新たに設置した専用フォルダーに格納した後、Cubase側でそのフォルダーを指定しなければなりませんが、優れたプラグインを使える事に比べればそんな事は大した手間ではありません。リアルタイムでの演奏性能に影響するレイテンシーも64bitネイティブのプラグイン使用時と変わらず非常に快適です。暫くデモバージョンを使っていましたがフルバージョンは現在の為替レートで2078円と非常にリーズナブルなので購入しました。今の所、32bit VSTインスツルメント、エフェクトともCubase 9で問題なく使えています。古いプラグインがどうしても使いたい場合に非常に有用で優秀なアプリケーションだと思います。但し、全てのプラグインが動作するとは限りませんのでデモバージョンで予め動作確認してください。
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JBridgerを起動して64bit hostを指定する。 |
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ブリッジングファイルを格納するフォルダーを指定する。
これを行う前に予め専用フォルダーを作成しておきます。
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