2026年9月19日土曜日

鐵針ピツクアツプ

以前日本コントロール工業というメーカー製で戦後の電磁式ピツクアツプ(下画像左側)の修理改造を記事にしました。右側はその後に入手した松下電器製作所(ナシヨナル・現パナソニツク)製のNo.775で戦前の製品です。こちらも機械式蓄音器のトーンアームに取り付けるタイプで、ちやんと音が出たので出力コードの先のピンを蓑虫クリツプ→モノラルジヤツクに變換するケーブルを自作しました。普段SPレコードをダビングする際にはSP專用のフオノカートリツジを使用して解像度が高いシヤープな音を得ますが、鐵針ピツクアツプには獨特の味わいがあつて時々聴きたくなります。

【説明書より】
※尚、戦前は小さな字「っ・ゃ・ゅ・ょなど」は使いませんでした。
PCだと旧字體を余り網羅していないのが實に腹立たしいです。

No. 775 ナシヨナルピツクアツプヘツド

勝れたる忠實度と瀟洒たる外觀を以つて賞讃を博して參りましたナシヨナル ピツクアツプの姉妹品として、構造に体裁に新たなる設計を以つてし、 原音に忠實なるは申す迄もなく、再生電壓最も強大なれば音量の豊富雄大なること他に比を見ません。蓄音器の電氣化用として廣く御愛用を賜るものと確信致します。

使用法

本ピツクアツプヘツドは音量を豊富ならしめる爲再生電壓の出力を強大に設計してあります、隨つて低周波第一段增幅に下記眞空管を用ひたるセツトの塲合には眞空管が入力に對して飽和の現象を起し音質を著しく損じますから、ボリユームコントロール (2萬~5萬オーム)を挿入し適當に調節して御使用願ひます。 UY224. UZ58. UZ57.

松下電器製作所第一事業部


2026年9月15日火曜日

蓄音器

 ネットで購入した蓄音器が届きました。学生時代に友人宅で非常に状態の良いワンオーナー(友人の祖父が勤務先の満洲で戦前に購入)の蓄音器、アメリカ・ヴィクター製のスタンド型VV4-40の美音を聴いてから熱狂的な蓄音器ファンになり、親父が若い頃買って持っていたSP(78廻転)レコードを再生したくて恵比寿の骨董屋で日本ビクター製のJ(VV)1-80(擬似エクスポネンシャル[*]木製ストレートホーン)を購入しました。当時は大した知識も無かったので取り敢えずビクターの物を入手した訳ですが、サウンドボックス(針を着けてレコードの音溝の振動を空気振動に変換する所謂ドライバー)が経年劣化で割れていたり(鋳物なので経年で皹が入りボロボロに割れる、大量生産前の極初期のものは真鍮製なので割れない)して音がビリついて良い音が出ませんでした。その後卓上型の名器と謂れるリエントラント(2分割木製エクスポネンシャル)ホーンを装備したVV1-90を入手しましたが、矢張りサウンドボックスにビビりがありホーン音道の底板に割れがあってそこから空気漏れして低域が出ず中々満足な音が得られませんでした。日本製のVV1-90は造りというよりも材質がダメだなぁと感じてそれ以降は米国製のVV1-90を探しましたが中々満足する製品に出会えませんでした。まぁ、本家のクレデンザでも木製ホーン故の経年の膨張収縮の繰り返しにより生じたリーク(隙間)が空気漏れを起こして低域が薄い音になってしまっているものが殆どでした。これまで何台ものクレデンザを聴いた経験でもホーンの大きさの割には中高域だけしか聴こえて来ない製品ばかりでガッカリしたものです。その点ではしっかりと溶接されリークが発生しにくい金属製ホーンの小型スタンドタイプの英HMVのMODEL 157の方がよほどバランスの良い朗々とした音でした。その後戦後に製造された日本コロムビア製のポータブルを買いましたが、これは音が良かったですね。ただ、蓄音器を扱う商売人の裏側を知った為、一時期蓄音器への興味を完全に失って全ての蓄音器を売り払ってしまい暫く蓄音器がない状態が続きました。10年程前から再び蓄音器への興味が再燃して2分割エクスポネンシャル金属ホーンの日本コロムビア製のNo.116を皮切りに同じ日本コロムビアのNo.109(こちらはエクスポネンシャル木製ストレートホーン)、イギリスHMV(グラモフォン社)の卓上型Model 130(金属製エクスポネンシャルストレートホーン)、日本のオーゴン(洋々社)製(当時は先進的な樹脂製2分割エクスポネンシャルホーン)、日本ビクター製最廉価品J1-35(1-80と同様の擬似エクスポネンシャル木製ストレートホーン)を入手してSPレコードを楽しんでいました。数日前ネットを見ていたらアメリカ・ヴィクター製の珍品卓上型T-90を見つけてついつい買ってしまいました。これは当時極東輸出向けに製造された物で日本には(日本ビクター蓄音器株式会社が設立されていた為)直接入ってはいないようです。オートストッパーやトーンアーム等の金属部品はVV1-90と同じ物ですがホーンは1-80と同等の擬似エクスポネンシャル木製ストレートホーンです。自分は擬似エクスポネンシャルストレートホーンは日本ビクターの設計かと考えていましたが、本家アメリカ・ヴィクターでも製造されているので、組み立てに手間がかかる2分割ホーンの代わりに簡易型をアメリカ本社で設計したと思われます。サウンドボックスは勿論アメリカ・カムデン製で経年の割れも見当たらずビリつきも無い非常に状態が良い物で、発条モーターも整備され廻転も安定しており満足の行く物でした。日本ビクター製も悪くないのですが、日本特有の湿気の所為なのか何となく音が重たく地味な感じがしてアメリカ・ヴィクターの明るく軽快な音が欲しくて手を出しました。実際に再生してみて予想通りの明るく軽快な音で、暫くはこれでSPレコードをアコースティックで楽しめます。

*擬似エクスポネンシャルとは私が勝手に命名したもので一般的には通用しないと思います。これはVV1-90、VV8-30(CREDENZA)、HMV MODEL130等のように物理的な音響インピーダンスの整合を前提条件としたトーンアームからホーン開口部までを指数(エクスポネンシャル)関数に基づいて正確に曲線で成形したものではなく、指数の要所を大雑把に直線で構成した簡易なホーンで、おそらく開発元のウェスタンエレクトリックに支払う高額なパテント料を回避して製品を安価に提供する為に音質低下を極力避ける形で開発された物だと理解しています。実際に未だ聴力が絶好調だった20代の頃VV1-90とJ1-80を比較したのですが、音質の違いは軽微なものでした。矢張り流石はアメリカ・ヴィクターだけあって試聴を繰り返して大きく質を損なわないような形で製造過程での省力化を実現したものと今更ながら感嘆します。この後アメリカ・ヴィクター・トーキングマシン社はRCA社に買収され真空管を用いた電蓄に移行した為アコースティック蓄音器の最終形となりました。T-90に関してはRCA時代になっても販売されていたようで天板の裏に旧来のVictrolaではなくRCA Victorのデカールが付けられた製品も存在します。アコースティック蓄音器も研究すればする程奥の深い世界ですね。

T-90の外観、丸い脚が付いており中々可愛らしい卓上型蓄音器です。ホーン開口部のサランネットもオリジナルのままです。英HMVの蓄音器にはサランネットの裏に金属製のネットが取付けられておりネットの損傷は比較的少ないですが、T-90には木製の支柱があって何もない日本ビクター製とは異なりネットの保護に寄与していると思います。

銘板 (シリアルナンバーは製品の特定を避ける為画像編集ソフトウェアで消しています。)

2026年8月12日水曜日

PC故障

 先日暑い日の夜、音源の編集作業中に焦げたような臭いがした直後にブレーカーが落ちて部屋が真っ暗になりました。普段はほとんど使わない懐中電灯で照らしながら分電盤を確認すると基幹ブレーカーや子ブレーカーは落ちておらず変だなと思いながら基幹ブレーカーの横にある漏電ブレーカーを見ると落ちていました。これまで容量オーバーで主幹ブレーカーが落ちた事は時々ありましたが漏電ブレーカーが落ちたのは初めてでした。復帰してPCの電源スイッチを入れても全くの無反応で、ATX電源を予備の物と交換してみましたが起動せず、どうやらメインボードがお亡くなりになったようです。さて、納期が月末に迫った仕事なので困り果てて新PCを購入しようと近所の店を回りましたが、最近は自作PCを組み立てる人が少ないようでパーツ類を扱っている店が減り、しかもメモリーが高騰していて処理能力の高いPCを自作するとなると軽く30万円を越えそうです。メーカー製のデスクトップも見てみましたがやはりある程度のスペックを満たそうとすると約25万円、しかもメーカー製の物は拡張スロットが2つくらいしか装備されておらず更にSSDドライブも増設できず電源容量も大きいもので400W程度、今まで500WのATX電源を使ってきたのでなんか非力に感じて全く食指が動きませんでした。しかも話を訊いたら納期が10日程かかるとの事で仕事にお盆休みを使おうと目算していたのでとてもこちらの納期に間に合いません。仕事のギャラを考えたらちょっと今急に高額の出費は無理だし仕事は波形編集でそれ程高いスペックも必要ないので思い切って中古のノートPCを買いました(新品はやっぱり高い!)。それでもある程度の処理能力はあったほうが良いのでCPUはCORE ULTRA7の物にしたら10万円弱しました。HDDは512GB、メモリーは16GBで最低限ですが、実際に波形編集してみたらストレスは全くありませんので漸く仕事が再開できそうです。またDAWなどは登録したマイページにログインできれば再インストールと再アクティベートできるので以前に比べると少し楽になりました。通常のネット閲覧、動画再生、一般ソフトウェアの使用にも遅さは感じず問題ありません。これまではIntel Core i7第3世代!を13年位使い続けてきて、もちろんWindows11にもアップグレードできず旧態依然としたPCでしたがノートパソコンではスマホと簡単に連携できてデータの移動が楽になったり、これまで使えなかったカシオのラベルライターが問題なく動作してなかなか快適です。画面解像度もこれまでは1920×1080でしたが1920×1200にアップしました。また旧PCではラベルライターを認識してくれず(カシオのラベルライターは最上位機種を3万円位で購入して使えなかったので修理に出そうと考えているうちに保証期限が過ぎてしまいましたが実は正常だったのですね)、オーディオの光出力も出なくなって、USBの挙動も少し怪しくてマザーボードも部分的に故障が重なりもう限界だったのでしょうか。かなり酷使しましたがよく働いてくれました。ただノートではNuendoや、DP11、Fender Studio ProなどのDAWでソフトウェアピアノ音源を使うと頻繁にオーバーロードを起こしてかなりきついのは確かです。まあ、いずれまたデスクトップPCを組み立てようと思っているので少しづつパーツを買い集めるつもりです。仕事を済ませて時間ができたら壊れたPCに内蔵していたSDDからこれまで溜め込んだデータを救出しなければならないので大変です。

2026年6月28日日曜日

懐かしいスピーカー

近所のハードオフでFosi Audio V3といくデジタルアンプを見つけてサブシステムで使おうと考えて買ったのですが最大ボリュームにしても不満を感じる程音が小さく、接続するスピーカーを換えても変わらないので返品しに行きました。一応定格では最大出力が4Ωで300Wと謳われており、8Ωだと約半分、更に電源アダプターの電圧も最大値よりも低いのでまぁ現状で最大70Wも行けばよいのかなと思いますが、それにしても手持ちの50Wのアンプの聴感上1/4位の音量しか出ないので明らかに故障です。店員さんが「テストしてみますので少しお待ち下さい」との事で呼ばれる迄店内を見て廻っていたら懐かしいスピーカーを見つけました。サウンドハウスが発売していた、嘗て爆発的に売れたモニタースピーカーYAMAHA NS-10M(通称テンモニ)のそっくりさんCLASSIC PRO EX-10Mです。サランネットも付いていてセンターキャップの凹みもありません。

実はYAMAHA NS-10M STUDIOは現役商品時代に新品で買って導入した事がありました。以前に何処かで書いたかも知れませんが当時は10Mに在らずんばモニターに非ずというようなファッショな空気があって、まぁ所謂標準と目されているモニターの1つを持っていてもいいかなと編集システムに導入しました。実際に聴いたら「なんじゃこりゃ?」というのが最初の印象で置き場所やアンプを変えたり色々と調整してみましたがどうやっても自分には全く合わず、何故このスピーカーが絶賛されているのかさっぱりわかりませんでした。密閉型という事もあって低音が出ずツィーターがただキンキンと耳に痛く、まるでイコライザーで低域をバッサリとカットして中高域を10dBくらい上げたような兎に角聴いているのが苦痛極まりない音だったので程なく売払いタンノイのSYSTEM600に入れ替えて漸く落着きました。それ迄にも国産スピーカーはオーディオ用モニター用問わず物理的な音はすれども音楽が聴こえて来ないものが多くて嫌いだったのですがこのスピーカーはその典型的な物でした。自分は別に舶来物崇拝者でもなく国産で良い物があればそちらを優先して使いたいと常々思っているのですが殊スピーカーに関しては国産品は(唯一TEAC/TASCAMを除いて)苦手です。低音が聴こえないのでこれでミックスして仕事上ヤバい事になりそうになった事もあります。こんな(自分にとって)音の悪いスピーカーがあれだけ流行ったのはアメリカの某著名エンジニア、プロデューサーが使っていたからだと後に聞いたこともあります。海外の一部ではNSをもじってナスティーと呼んでいたとか。モニタースピーカーは聴いて楽しいものではなくシビアに粗を見つける物だという一種の精神論もこのスピーカーの悪しき面を補完するものだったのかも知れません。ネットなどを見ているとこれで低音が見えるという人がいるようで超能力の持ち主ではないかと真面目に思います。

さてテンモニの悪口はこの辺りで止めて、何故EX-10Mに興味があったかというと、確かテンモニがコーン紙が調達出来なくなって(本当はメーカー側も既に時代遅れになっていると薄々感じていてやめるタイミングを探っていたのではないかと勘繰っています)生産終了した際、有名機材ショップで代替品として企画され同じ密閉型ですがウーファーを一回り大きい20cm、筐体も少し大きめにして他のメーカーが作るとどんな音になるのかを知りたかったからでした。しかもかなり低価格に設定されていましたので参考として手に入れようと思っているうちにこちらもカタログから消えてしまい、今まで中古でも見かけなかったので存在自体を忘れていました。それをスピーカーコーナーで発見。テンモニは特徴的な白いコーン紙が災いして経年で黴の様なシミが全体に広がっていたり黄色く変色している物が殆どですが、こちらは同じような白い紙製コーンであるものの多少細かいシミは見られますが変色も少なく全体的に当時物とは思えない程状態が良かったので(しかも安物商品は手荒に扱われてまともに残っている物が少ない)、そっくりさんがどんな音なのか聞いてみたいのと、懐かしさもあり、しかも安かったので購入しました。本体は9kgもあり結構重いです。

早速アンプに接続して聴き慣れたソースを鳴らしてみると、中々いい感じです。当時テンモニで感じた不快さは全くありませんでした。決して重低音が出る訳ではないのですが、ウーファーが大きい所為なのかはわからないものの低音感はきちんとあって中高域が痛いという事もありません。当時と比べて自分自身も歳を取り可聴帯域も下がっており而も2機種並べて比較した訳ではないので至極いい加減な感想ですが。(笑)  ドライバーユニットを留めるネジなど細部の見た目がチープなのは定価から考えても仕方がないのですがウーファーのエッジは材質的に経年には強そうで自分にとってはかなりの好印象です。アクティブは内蔵アンプが故障するとお手上げですがパッシブは断線や過大入力によるコイル焼け等が無ければ鳴らす事が出来るのでその点でも安心出来ます。実はアクティブモニターでアンプが壊れてしまった物を持っているのですが海外メーカー製で修理の手続きが面倒なので放置しています。今回は懐かしい物が良い状態で大変気に入りました。
CLASSIC PROのロゴに時代を感じます(笑)

2026年6月24日水曜日

じゃがいも2

 ネットで調べて芽かきや雑草取りをしてきましたが、じゃがいもの花が咲きました。可愛らしい花ですね。日光が実に当たらないように盛り土もやりましたが、天気が悪い日が多く、近々台風がまた来るようでちゃんと収穫出来るのかまだわかりませんが、楽しみです。雑草が自然に増えるのとは違って自分で育てるというのはやはり愛着が湧きますね。

2026年5月30日土曜日

じゃがいも

 前にスーパーでじゃがいもを買ってきたのですが仕事が忙しく中々調理する機会がなく放って置いたらかなり芽が出てしまったため食用をやめ捨てるのも勿体ないので面白がってそのまま庭に植えてみました。暫く芽が出なかったので駄目だったかと諦めていましたが今日久し振りに庭を見たら芽が出ていました。いもを大きく育てるには15cm位に育ったら芽かき(芽の間引き)をしなければならないそうなので様子を見てやろうと思います。食用の植物を育てるのは初めてなのでちゃんと収穫出来るのか興味津々です。

2026年4月11日土曜日

TOPPING E2x2 OTG

 また性懲りもなく新たにオーディオインターフェースTOPPING PROFESSIONAL E2x2 OTG を購入しました。ソフトウェア音源をリアルタイムで演奏する際のレイテンシー(遅延)をなるべく小さくしたいのでついつい色々と試して(購入して)しまうのです。(笑) メーカーに依ってレイテンシーの差は大きく、バッファ数値やセーフティ設定をどれだけ調整してもリアルタイム演奏には使えない物も中にはあります。今回本機がレイテンシーという点でかなり満足度が高かった為、記事にしました。実は設計製造とも中国製という事で失礼乍ら実際に購入するまでは余り期待していませんでした。

全スイッチ点灯させています。

仮令高額なオーディオインターフェースだからといってレイテンシーの結果が必ずしも良いとは限らず実際に実機を検証してみるしかありません。但しもし満足いかなかった場合のリスクを考えるとどうしても高額なインターフェースを敬遠してつい手が届きやすい製品を選択してしまいます。専用のソフトウェアを使ってレイテンシーの数値を測定したネット記事を見掛けますが、ソフトウェア音源をリアルタイム演奏した場合とは必ずしも合致しません。使用するPCの処理能力も係わってくるのでいくら測定値が良くてもリアルタイム演奏では負荷オーバーしてしまう事は能くあるので数値そのものでは一概に判断できないんですよね。本機については高音質やルーティングの自由度という面で話題になっている事が多く、確かに解像度、音質ともに優れていると思います。少し蒸留水的なイメージで、欲を言えばあとほんの少しふくよかさがあったらと感じますが、これはごく僅か、微妙なもので劇的な差がある訳ではありません。尚、この音質評価は勿論私の感覚や好みなので決して参考にしないで下さい。序でに欠点を更に指摘するならスタンドアローンで使用する場合、外部入力が常にモノーラルで左右両方に割振られて出力される為、マイクプリとして単体でステレオ(独立した2チャンネル)では使えないという事です。これは専用のソフトウェアミキサーで設定したとしても本体には記憶されません。モノとステレオの切り替えスイッチが装備されていたりFocusriteのようにソフトウェアでのルーティング設定が電源を切っても本体に記憶されると大変使い勝手が良いのですが本機にはそれがないので残念です。今後ファームウェアの更新で改善されれば良いのですが。

ここまでは欠点を指摘しましたが私にとって本機の一番の美点はやはりレイテンシーが小さいという事です。私の環境ではバッファが128の場合入出力レイテンシーの合計が6.84msで、Nuendo(Cubase)などの比較的重いDAWでは時々負荷オーバーしてしまいますが、軽いFender Studio Proでは難なくクリアしてくれます。バッファを256に設定すると他のインターフェースだと14~16ms位に落ちてしまう事が多いですが本機だと12ms位に留まっておりなかなか高速です。勿論256に落とせば演奏感は殆ど変わらずほぼ全てでオーバーしません。リアルタイム演奏時は10ms以下の一桁台が理想的なのでこれだけでも本機を導入する価値が(私には)ありました。自分の経験ではPreSonusのインターフェースとStudio One Pro(現Fender Studio Pro)の組合せが一番レイテンシーが小さかったのですが、今回TOPPING PROFESSIONAL E2x2が最高位になりました。これでスタンドアローン時にダイレクト出力が左右別々に出れば言う事無しだったのですが、全体的に優れたインターフェースだけにそこだけが至極残念です。

2026年4月4日土曜日

EVE AUDIO SC203

忙しくて中々纏った時間が取れず、また大したネタもないので長い間更新をサボってしまいました。😓

 以前から興味があったモニタースピーカーEVE AUDIO SC203が、スピーカー同士を接続するケーブル無し、電源アダプター無し、付属品は本体下に置いてスピーカーの角度を調整するオレンジ色のスタンドのみ、動作未確認で格安でネットで販売されていたので、まぁこの価格であれば動作しなくても諦めがつくかとポチってしまいました。😅

因みにEVE AUDIOは元々ADAMというスタジオモニタースピーカーの会社を設立した方が別途立ち上げたメーカーで、聖書からの発想でADAMに対してEVEという社名にしたようです。

EVE AUDIO製の小型モニタースピーカー

送られて来たのは確かに本体とスタンドのみでした。そこで、スピーカーに表記されていたスペック(24V 2.5A センター+)と同じ定格の電源アダプターをアマゾンで購入しました。2台のスピーカー間を接続する付属純正ケーブルを本家のサイトで確認すると4本がフラットケーブルのように束になったような形状で、取扱店に部品として注文したところ現在在庫切れで再入荷も不明という事で、どうやらEVE AUDIOの製品は生産体制が整わず国内の取扱店では全て販売中止になっているようです。オリジナルケーブルは入手出来そうにないので、それならば自作しようと考え、本体に装備されたコネクターは、PCのATX電源用の4ピンと同じものだったので早速マルツエレックに注文しました。コネクターはコンタクトが付属していない外側ケースのみの場合があるので要注意です。

電源アダプターが先に届いたので早速アンプ内蔵の右側の本体に接続して動作チェックしたところ無事に音が出ました。その後4ピンコネクターと4芯ケーブルが届いたのでスピーカーケーブルを自作しました。純正ケーブルと同形状の物が無かったので見栄えは随分違いますが、4本のケーブルが1つのシースに収められており如何にもオーディオ用ケーブルという風情だったので逆にこちらの方が都合が良いのではないかと思います。尚、結線はストレートです。

ナイロンコネクター付自作スピーカーケーブル

 早速自作スピーカーケーブルを接続したところ、アンプを内蔵していないスピーカーからも無事に音が出たのでこれで漸くステレオで聴けるようになりました。尚、よくある片側にアンプ内蔵でもう片方は単なるスピーカーボックスをお互いに接続するケーブルは通常2芯が多い(アンプの出力をそのまま送りネットワークで帯域を分離する)のですが、SC203は高域用と低域用の予め独立した専用アンプでそれぞれのスピーカーユニットをドライブしており、もう1台のユニットにもアンプ内蔵本体と同様に高低ケーブル2本ずつの合計4本構成で伝送するように設計されているのが素晴らしいです。

さて、肝心な音がどうだったかに就いては自分の好みでしか評価出来ませんので全く参考にしないで下さい。まず解像度が良いです。低域に就いてはウーファーの口径が小さいのでやはり大口径スピーカーには及びませんが、パッシブラジエーターの効果なのか口径以上によく出ていると思います。DSPや使い勝手の良さ、サイズ以上の低音感を総合的に判断すれば大変良く出来たスピーカーだと思います。

2026年1月11日日曜日

TRS→MIDI変換ケーブル

 現在メインで使用しているオーディオインターフェースはPreSonusのQUANTUM ES2なのですが、MIDI入出力用のジャックとして3.5mmTRS(3.5mmステレオミニジャックと同じ)が使われているので、嘗ての多くのMIDI音源やキーボードに接続するにはDIN5ピンに変換するケーブルが必要です。そこでネットで検索するとタイプAとBがあるようです。名だたるメーカーはAの場合が多いので全く疑う事なくAを購入したのですがマスターキーボードに接続しても全く反応がありません。そこで漸く見つけたES2の説明書を見ると本機の端子はタイプBです。当該機種のメーカーサイトや商品を紹介しているサイト(販売店、個人に拘らず)にもそれに関しては記述がなく全く使えないです。まあ今時MIDI端子を使うという事もあまり無いので仕方がないとは思いますが私のような偏屈な人間もいますので装備されている機能については仮令概要であっても全てしっかり説明されていないと困ります。

インターフェイス背面TRS MIDI端子

タイプAとBの違いは何なのかと検索してみるとどうやらTRSのTとRが逆になっているだけのようです。詳細は下図参照。

TRSコネクターとDIN5PINメスコネクターの接続図

ペダルなどもそうですが何故極性を統一しないんですかね? こういう新しい規格を作る場合は関連メーカー同士のしっかりとしたコンセンサスが必須だと思うのですが。たとえば極性によってノイズが出るというのなら別ですが、もしそうだったら片方の規格は廃止されている筈で単にメーカー都合(無計画)、或いは囲い込みなんでしょうがユーザー側からしたら不便&迷惑極まりない! まあ腹は立ちますが仕組みがわかれば変換コネクターを作ればよいだけの話なので早速製作しました。

以前秋月電子で購入した80円の3.5mmステレオケーブルと3.5mmステレオ差し込みジャック、何れも手持ちの有り合わせのパーツ、結線は下記の通りで(回路図では両側ともメスですが実際は片方がオスです)RとTをクロスさせただけの簡単な配線でA→BでもB→Aでも変換できます。MIDIケーブルといえば大昔PC98時代MIDIインターフェイスが高価だったのでシリアルコネクター→MIDI変換ケーブルを自作した事を思い出しました。その後Macを使うようになってシリアル接続で16チャンネルをフルに使ってMIDIで大量にデータを送るとテンポがもたついたり各パートのタイミングが合わなくなったりしましたが、USBを使うようになってMOTUのMTS、スタインバーグのLTBなどシーケンサーとハードウェアに新規格が導入されてデータ転送が随分改善されました。現在は殊更言及されませんがどうなんでしょうね。変換ケーブルを作っていてふと思いました。

2026年1月1日木曜日

明けましておめでとうございます

 今後も相も変わらず役に立たない戯言を書いて行く所存ですので本年もよろしくお願いいたします。(笑)

本年が皆様にとって良い一年になりますように祈念しております。

2025年12月31日水曜日

スパイスビール

 近所のスーパーで面白そうなビールを見かけたので買ってみました。アサヒのスパイスビールで缶に「ハラペーニョの刺激的なうまさ」と書いてあり、めちゃめちゃ辛いかなと覚悟して(笑)飲んでみましたが特に辛さを感じずちょっと物足りないなぁと思っていたら飲んだ後に喉(と胃)に心地よい刺激が残りハマりそうです。こういうの好きですね。😅 数量限定のようですが通年販売して欲しいです。

また、リサイクルショップに寄ったらAmazonのfiretvを安く売っていたので買ってしまいました。早速ダイニングのテレビに接続してスパイスビールを飲みながらYoutubeを見ています。

という事で今年も残り僅かになりました。本年も当ブログをご覧頂き誠にありがとうございました。特に近年更新をサボりがちになっておりますが来年も少しずつエントリーしていきますので今後ともよろしくお願いいたします。

良いお年をお迎えください!

2025年11月10日月曜日

XLR5pin-3pin変換ケーブル

久し振りにRODE NT4というXYステレオマイクを使ってみようと某音屋で以前購入したXLR5pin-XLR3pin変換ケーブルを接続してテストし動作に問題がないことを確認してレコーダーからケーブルを外そうとしたら右チャンネルのケーブルがロック解除ノブを押し込んでも外れない。おそらくケーブルのコネクター側の孔が正式な規格(寸法)とは微妙に違っていてロックピンがコネクターの孔に引っかかったままで外れないものと思われます。焦りましたが、コネクターの位置を微妙に変えたりしているうちに何とか外れました。外したケーブルのコネクターの孔周辺を鑢で削って少し薄く加工してレコーダー側のロックピンに必要以上に噛まないようにし、取り敢えず普通に外れるようになりましたが何となく気分的にスッキリしないので予備用に某アマゾンで同じような変換ケーブルを購入しました。

中国製のダメケーブル
ところが片側からしか音が出ない不良品で、やっぱり中国製は駄目か~と思って即返品しました。返金はするが返送の必要はないとのことだったのでそのまま廃棄するつもりだったこのケーブルのコネクターを分解してみたら配線が滅茶苦茶で全く意味不明、これでは音が出ない訳です。ヘタをすると(特にファンタムを流したりしたら)接続した機器が壊れる可能性もある危險な代物なので正しいピンアサインをネットで検索して早速配線替えしました。半田を除去するのに苦労して思いの外時間がかかりましたが配線替えをしてテスターで間違いないか確認、マイクとレコーダーに接続するとちゃんと動作しました。ただネットで配線を検索したときに感じたのはドンピシャで説明したサイトがないということでした。個人のブログなども内容が中途半端で殆ど役に立たない感じだったので備忘録としてステレオマイク用のXLR5pinメス-XLR3pinオス変換用の配線図を載せておきます。尚、照明(DMX)用の変換ケーブルとは配線が異なりますのでご注意ください。

GNDは左右共通(2分岐)

2025年11月3日月曜日

tinyPIANO

 近所のリサイクルショップを偶々覗いたらKORGのトイピアノtinyPIANOが2000円で売っていたので止せばいいのに買ってしまいました。😅

鍵盤数は25なので殆どの曲は弾けませんが、ベロシティーは3段階くらいある感じなので強弱は一応つけられます。オクターブシフトは上下に1オクターブだけなのでちょっと物足りず2オクターブ位あると良かったですね。更にMIDI入出力が付いていれば入力用、或いは音源としても使えたのになぁと感じましたがまぁ本来トイピアノで存在理由が全く違うので仕方がないですね。本体はずっしりと重くて5kg位あります。子供が乱暴に扱っても容易に動かないように配慮しているのでしょう。電池ボックスはネジ止め式、ACアダプター端子も結構固くて抜けにくいように作ってあります。音はディフォルトで適度なリバーブがかかっていて聴きやすく、さすがはKORGらしいちゃんとした作りになっており取説もネットからダウンロードできるので有り難いです。

デザインが可愛らしい超小型アップライトピアノなのでインテリアとして(笑)、そして内蔵ピアノの音源自体は中々いい感じなので暇な時の手慰みで音を鳴らすという感じで使おうかと思います。尚、鍵盤のサイズは同社のmicro KEYと同じです。

カラーはホワイトですが経年の所為か若干黄ばんでいます。

2025年10月25日土曜日

インターフォン親機増設

 家のインターフォン親機は1階の廊下に取り付けてあるのですが、普段は2階の自室に居る事が多いので宅配便などが来て呼鈴を鳴らされても兎小屋のように狭い家にも拘らず2階まで音が届かず聞こえなくて何度も不在通知が入っているという有様で困っていました。スピーカーの正面だとかなり大きな音でもその軸から外れると狭い場所でも途端に聞こえなくなります。現在のインターフォン親機はかなり古いものですが、同型機をもう一台増設できるようなのでネットを探してみるとまだ新品が手に入るようです。

アイホン WA-1M
ただ、新品だと1万円位するので安い中古品がないかとネットオークションで中古品を2000円程度で入手しました。安かったから仕方ないのですが、送られて来たものは電源コードが付いておらず、しかも単線(棒状)をコネクタに挿入する(通常の撚線が使えない)タイプなので取り敢えずホームセンターで絶縁被覆付の棒状端子を買って来ました。
右側の黒い部分が電源コネクタ
使えると思って買った棒状端子
しかしこれだと長さが短くて固定されずに抜けてしまうのでどうしたものかと思案していたら、昔購入した照明器具の安定器のコネクタに撚線コードを半田で固めて単線として挿入されていた事を思い出し、ホームセンターで買った普通のACコードを半田で棒状化して漸く接続出来ました。
半田で単線(棒状)化したコード
親機2台とも動作する事を確認して購入した親機を2階の部屋に置いたので漸く宅配便などの受取ミスを防げそうです。まあ複数の親機を簡便に使用するにはワイヤレス式のインターフォンにすればいいのですが、子機の内蔵電池の寿命がいつの間にか来てその度に交換する手間を考えれば既存品を増設して使い続けるほうが余計な心配せずにいいのかなと思った次第です。

2025年10月13日月曜日

時計修理

瓶ビールの王冠型掛時計が動かなくなったので修理しました。
取り敢えず元々付いていたSKP製(SEIKO系)ムーブメントを分解して注油してみましたが結局動かず寿命のようなので、ムーブメントごと交換しました。
オリジナルSKP(SEIKO系)ムーブメント
以前カシオの防水風呂時計の修理用に秋葉原の千石電商で300円で購入した掛け時計用ムーブメントの各部の寸法を測ったら幸いな事にSKP製とほぼ同じだったので直ぐに交換できました(ちなみにカシオの時計には合わなかったので今まで放置していました)。スウィープセコンドとステップ秒針2種類(どちらも同形状)購入しておいたのですが 今回はスウィープセコンドを使用しました。この時計はカバーがなく針が剥き出しなので秒針に多少曲がりがあり、時々機構部の埃を清掃しなければなりません。
千石電商で購入したムーブメント
(調針つまみの位置、電池の向きがSKPとは逆)

2025年8月17日日曜日

デジタルアンプ修理

随分昔に買ったデジタルアンプを久し振りに使ったら酷いガリと右チャンネルだけ出力が大きくバランスが可怪しくなっていたので修理しました。MUSE AUDIOというメーカーの製品でこのメーカーは既に存在しないようです。
まあ雨後の筍のように出てきた中国の新興メーカーは10年も存続すればマシな方で、相変わらず短期間で出ては消えを繰り返しているようです。まあそんな話はこの辺で切り上げまして急遽修理です。本機はおそらくボリュームの半固定抵抗器が劣化しているだろうと予測して同じ値の半固定抵抗器をアマゾンで購入しました。届いたものを見ると本来使われていたものと全く同じ製品でした。早速基板から劣化した古い抵抗器を取り外し新しい抵抗器を半田付けしました。
劣化して取り外したボリューム
抵抗器の置換え作業が終わった後電源を入れて試聴してみると左右のバランス差は解消されました。基板にはALPSとシルク印刷されていたのでアルプス製の可変抵抗器を購入したかったのですが、ネットで検索しても該当するものが無かったのでやむなく同等品を入手した次第です。使用せずに長期間放置するとボリュームにガリが出たりしますので取り敢えず適宜使用していこうかと思います。

2025年6月21日土曜日

チューナーバッテリー交換

 TASCAM TC-1Sという太陽電池で内蔵バッテリーに充電して動作するクロマティックチューナーのバッテリーが駄目になってしまったので交換に挑戦しました。

正常であれば液晶ディスプレイの左下(☼マークの下)にバッテリーマークが出るのですが完全にお亡くなりになっているようで表示されません。
本機は既にディスコンなので自分で修理する事にしました。ケースを開けてみるとML2032というコイン電池型の2次電池が使われていたので型番から検索してアマゾンで同じマクセル製のタブ付きが販売されているのを見付けて購入しました。タブの形状も同じでしたが基板の駄目になったバッテリーが中々外れずかなり苦戦しました。半田鏝で熱を与え過ぎるとプリントパターンが剥離してしまうので失敗覚悟で何とか外しました。
本来なら今後も考えて容易に交換出来るバッテリーホルダーを取り付けようと考えましたが筐体のスペースに余裕が無かったので仕方なく新しいバッテリーを半田付けしました。
これがアマゾンで購入した新品のバッテリーです。元々付いているバッテリーを外すのは難儀でしたが取付は簡単でした。

早速USB電源から充電してみましたが何故か充電容量が上がらなかったので失敗したか〜😥と思いましたがソーラーの方で根気よく充電したらバッテリーマークがフル充電を表示したので一安心です。何度やっても自分で修理したものには愛着が湧きますね。今後も折を見て充電を怠らず使用して行こうと思います。

2025年6月7日土曜日

バッテリー交換再び

 以前交換した車のバッテリーがまだ半年程度しか経っていないのにも拘らずもう駄目になりました。(呆)  仕事で忙しく3週間程車に乗らなかったのですが一昨日久しぶりに乗ろうと思ったらドアノブのボタンを押してもうんともすんとも言わず無反応。これではドアも開けられないのでリモコンキーに付いている鍵を使ってドアを開けエンジンスタートボタンを押しても全く反応がないのでバッテリーが完全に上がってしまったようです。バッテリーを車から外して充電器に繋いでみましたが何時まで経っても充電が始まらず、規定電圧にすら達していないようで完全にお亡くなりになりました。先々代のバッテリー(勿論韓国製ではない)を長い間使っていて定期点検した時に整備士に大分弱っていますよと言われた後1か月程乗らなくてもリモコンキーはちゃんと使えてドアを開けることは出来た(エンジンは始動出来なかった)ので今回一切無反応だった事には驚きました。うんともすんとも言わないなんて初めての経験です。一応有名なボッシュというメーカーが発売元でしたが韓国製だったので嫌な予感はしていました。それにしてもこんなに早く駄目になるとは。オートバックスで15000円位しましたがアマゾンでは著名メーカーの国産品が半額で買えます。わざわざ性能に問題がある韓国製を選ぶ理由がありませんよね。事前にわかっていたら絶対に買わなかったのですが。なので今回は廃バッテリー回収サービス付きのパナソニック製(GSユアサのOEMらしい)をアマゾンで購入しました。念の為取付前に充電器で補充電しましたが14V位出ていました。以前に一度自分で交換しているので作業自体は簡単です。廃バッテリーは福山運送に申込むと引取に来るとの事でしたが営業所を調べたら極近所だったので、ネットでの登録と申込みが面倒くさい事もあり走行チェックも兼ねて車で直接営業所まで持って行きました。今度のバッテリーは国産なので半年で駄目になるような事はないと思いますが、成る可くこまめに車を動かしてバッテリーの劣化を最小限に留めたいと思います。それにしても15000円も出して超々低性能の韓国製バッテリーを買わされたのには納得出来ません。(怒)

交換したパナソニック(国産)のバッテリー
外箱(これに廃バッテリーを入れて回収、実に有り難いです)

2025年5月5日月曜日

KAWAI PHm

 連休で時間があり大昔のMIDI音源モジュール、KAWAI PHmがまだちゃんと動くのでバックアップメモリー用バッテリーを交換しました。

今ではこういったハードウェア音源は全く使わなくなりましたが、PHmが発売された1989年にはまだGM規格がなく各社音色マップの並び方がまちまちで同じMIDIデータを異なるモジュールで演奏させると全く音が変わってしまうのでモジュールごとにプログラムチェンジを書き換えたりしていました。当時はあまりリアルな音色がなくてピアノでさえがっかりするような音しか出ませんでしたが、こういった古い音源を聴くと当時なんとかリアルな音に近づけようと細かくデータに手を入れて四苦八苦していたのを思い出します。久し振りに音を聴いたらまだ若かった当時が甦って懐かしくなりました。当時はPCが非力でとても音声データなどは扱えずシーケンサーにMIDIデータを打ち込んだりリアルタイムで演奏したMIDIデータを細かく編集してパソコン通信の音楽フォーラムなどに投稿していました。聴く側の音源が違うと中々作り手の意図したように伝わらず心許ない感じでしたが全てが発展途上の当時では仕方がなかったですね。まあそれなりに楽しい時代ではありました。

さてカバーを開けてみると基板のほぼ中央にタブ付の三洋電機製CR2032が直付けされていました。当時の音源のバックアップバッテリーは皆こんな感じでしたね。

おそらく製造されてから一度も交換されていないと思われるバッテリーは画像のように白い粉を吹いて液漏れしており基板の銅箔は腐食、基板表面の一部にも液漏れの跡がありましたので綺麗に清掃しました。腐食している所為で半田ごてを当てても中々外れず結構手間でした。

まあ今後も殆ど使用しない音源なのでその儘でも良いのですが(笑)、折角なので再び交換できるように手持ちのリチウム電池用バッテリーホルダーを半田付けしました。元々付いていたバッテリーのタブとホルダーのピンの両極の長さが丁度同じだったのですんなりと取付けできました。
同じ型番のバッテリーを入れて完成です。5年くらいはバッテリーが保つようなので、次回交換時は自分が何歳になっているのか考えるだけでも恐ろしい。(笑)
元通りに組み立てて動作チェックしましたが、特に問題なくバックアップ機能もOKです。懐かしいモジュールなので時々電源を入れて聴いてみようかと思います。それにしても現在でもカワイのサイトで取扱説明書が入手できるのは素晴らしいですね。カワイといえばMIDI KEY IIというデータ入力用のキーボードを愛用していました。モジュレーションホイールやピッチベンドのみならずちゃんとベロシティーも付けられて即興演奏等に重宝しました。

2025年4月20日日曜日

クロックジェネレーター購入

 以前から自分でも手を出せる範囲の価格のクロックジェネレーターが欲しくて折あるごとに探していました。今回偶々TASCAM CG-1000の出物があり、これは既に生産終了品でなかなか中古品を見かけなかったこともあって一期一会と思い切って購入しました。随分昔にARTのSyncGenという2万円程度の超安価な機種を購入したことがあってそれなりの効果はあったのですがもっと精度の高いものを試してみたかったのでした。尤も個人の編集用途なので必要ないといえばそれまでなのですが。クロックジェネレーターはオーディオインターフェイスなどと比較すれば高価で廉価版の本機でも新品での実売価格が16万円くらいで上位機種になると5~60万円程度は当たり前です。更にオーディオインターフェイスにもワードクロック対応のものが必要で3台ほど持っているので接続してみました。その中の1台だけどうしても同期しない物があって故障したのかと思ったのですが単にBNCケーブルの不良でした。早速ワードクロックを供給して聴いてみると決して高額なオーディオインターフェイスではありませんが確かに音がくっきりして細部の見通しが良くなり価格を超越した音に変化した「ような気がします」。(笑) ソフトウェアピアノ音源を弾いてミックスダウンした音も繊細さが増した「ような気がしました」。(笑) 単なるプラシーボ効果なのか本当に音質が向上したのかは判然としません(笑)が、個人的には結構効果を感じる事が出来たので導入して良かったと思った次第です。