2026年4月11日土曜日

TOPPING E2x2 OTG

 また性懲りもなく新たにオーディオインターフェースTOPPING PROFESSIONAL E2x2 OTG を購入しました。ソフトウェア音源をリアルタイムで演奏する際のレイテンシー(遅延)をなるべく小さくしたいのでついつい色々と試して(購入して)しまうのです。(笑) メーカーに依ってレイテンシーの差は大きく、バッファ数値やセーフティ設定をどれだけ調整してもリアルタイム演奏には使えない物も中にはあります。今回本機がレイテンシーという点でかなり満足度が高かった為、記事にしました。実は設計製造とも中国製という事で失礼乍ら実際に購入するまでは余り期待していませんでした。

全スイッチ点灯させています。

仮令高額なオーディオインターフェースだからといってレイテンシーの結果が必ずしも良いとは限らず実際に実機を検証してみるしかありません。但しもし満足いかなかった場合のリスクを考えるとどうしても高額なインターフェースを敬遠してつい手が届きやすい製品を選択してしまいます。専用のソフトウェアを使ってレイテンシーの数値を測定したネット記事を見掛けますが、ソフトウェア音源をリアルタイム演奏した場合とは必ずしも合致しません。使用するPCの処理能力も係わってくるのでいくら測定値が良くてもリアルタイム演奏では負荷オーバーしてしまう事は能くあるので数値そのものでは一概に判断できないんですよね。本機については高音質やルーティングの自由度という面で話題になっている事が多く、確かに解像度、音質ともに優れていると思います。少し蒸留水的なイメージで、欲を言えばあとほんの少しふくよかさがあったらと感じますが、これはごく僅か、微妙なもので劇的な差がある訳ではありません。尚、この音質評価は勿論私の感覚や好みなので決して参考にしないで下さい。序でに欠点を更に指摘するならスタンドアローンで使用する場合、外部入力が常にモノーラルで左右両方に割振られて出力される為、マイクプリとして単体でステレオ(独立した2チャンネル)では使えないという事です。これは専用のソフトウェアミキサーで設定したとしても本体には記憶されません。モノとステレオの切り替えスイッチが装備されていたりFocusriteのようにソフトウェアでのルーティング設定が電源を切っても本体に記憶されると大変使い勝手が良いのですが本機にはそれがないので残念です。今後ファームウェアの更新で改善されれば良いのですが。

ここまでは欠点を指摘しましたが私にとって本機の一番の美点はやはりレイテンシーが小さいという事です。私の環境ではバッファが128の場合入出力レイテンシーの合計が6.84msで、Nuendo(Cubase)などの比較的重いDAWでは時々負荷オーバーしてしまいますが、軽いFender Studio Proでは難なくクリアしてくれます。バッファを256に設定すると他のインターフェースだと14~16ms位に落ちてしまう事が多いですが本機だと12ms位に留まっておりなかなか高速です。勿論256に落とせば演奏感は殆ど変わらずほぼ全てでオーバーしません。リアルタイム演奏時は10ms以下の一桁台が理想的なのでこれだけでも本機を導入する価値が(私には)ありました。自分の経験ではPreSonusのインターフェースとStudio One Pro(現Fender Studio Pro)の組合せが一番レイテンシーが小さかったのですが、今回TOPPING PROFESSIONAL E2x2が最高位になりました。これでスタンドアローン時にダイレクト出力が左右別々に出れば言う事無しだったのですが、全体的に優れたインターフェースだけにそこだけが至極残念です。

2026年4月4日土曜日

EVE AUDIO SC203

忙しくて中々纏った時間が取れず、また大したネタもないので長い間更新をサボってしまいました。😓

 以前から興味があったモニタースピーカーEVE AUDIO SC203が、スピーカー同士を接続するケーブル無し、電源アダプター無し、付属品は本体下に置いてスピーカーの角度を調整するオレンジ色のスタンドのみ、動作未確認で格安でネットで販売されていたので、まぁこの価格であれば動作しなくても諦めがつくかとポチってしまいました。😅

因みにEVE AUDIOは元々ADAMというスタジオモニタースピーカーの会社を設立した方が別途立ち上げたメーカーで、聖書からの発想でADAMに対してEVEという社名にしたようです。

EVE AUDIO製の小型モニタースピーカー

送られて来たのは確かに本体とスタンドのみでした。そこで、スピーカーに表記されていたスペック(24V 2.5A センター+)と同じ定格の電源アダプターをアマゾンで購入しました。2台のスピーカー間を接続する付属純正ケーブルを本家のサイトで確認すると4本がフラットケーブルのように束になったような形状で、取扱店に部品として注文したところ現在在庫切れで再入荷も不明という事で、どうやらEVE AUDIOの製品は生産体制が整わず国内の取扱店では全て販売中止になっているようです。オリジナルケーブルは入手出来そうにないので、それならば自作しようと考え、本体に装備されたコネクターは、PCのATX電源用の4ピンと同じものだったので早速マルツエレックに注文しました。コネクターはコンタクトが付属していない外側ケースのみの場合があるので要注意です。

電源アダプターが先に届いたので早速アンプ内蔵の右側の本体に接続して動作チェックしたところ無事に音が出ました。その後4ピンコネクターと4芯ケーブルが届いたのでスピーカーケーブルを自作しました。純正ケーブルと同形状の物が無かったので見栄えは随分違いますが、4本のケーブルが1つのシースに収められており如何にもオーディオ用ケーブルという風情だったので逆にこちらの方が都合が良いのではないかと思います。尚、結線はストレートです。

ナイロンコネクター付自作スピーカーケーブル

 早速自作スピーカーケーブルを接続したところ、アンプを内蔵していないスピーカーからも無事に音が出たのでこれで漸くステレオで聴けるようになりました。尚、よくある片側にアンプ内蔵でもう片方は単なるスピーカーボックスをお互いに接続するケーブルは通常2芯が多い(アンプの出力をそのまま送りネットワークで帯域を分離する)のですが、SC203は高域用と低域用の予め独立した専用アンプでそれぞれのスピーカーユニットをドライブしており、もう1台のユニットにもアンプ内蔵本体と同様に高低ケーブル2本ずつの合計4本構成で伝送するように設計されているのが素晴らしいです。

さて、肝心な音がどうだったかに就いては自分の好みでしか評価出来ませんので全く参考にしないで下さい。まず解像度が良いです。低域に就いてはウーファーの口径が小さいのでやはり大口径スピーカーには及びませんが、パッシブラジエーターの効果なのか口径以上によく出ていると思います。DSPや使い勝手の良さ、サイズ以上の低音感を総合的に判断すれば大変良く出来たスピーカーだと思います。

2026年1月11日日曜日

TRS→MIDI変換ケーブル

 現在メインで使用しているオーディオインターフェースはPreSonusのQUANTUM ES2なのですが、MIDI入出力用のジャックとして3.5mmTRS(3.5mmステレオミニジャックと同じ)が使われているので、嘗ての多くのMIDI音源やキーボードに接続するにはDIN5ピンに変換するケーブルが必要です。そこでネットで検索するとタイプAとBがあるようです。名だたるメーカーはAの場合が多いので全く疑う事なくAを購入したのですがマスターキーボードに接続しても全く反応がありません。そこで漸く見つけたES2の説明書を見ると本機の端子はタイプBです。当該機種のメーカーサイトや商品を紹介しているサイト(販売店、個人に拘らず)にもそれに関しては記述がなく全く使えないです。まあ今時MIDI端子を使うという事もあまり無いので仕方がないとは思いますが私のような偏屈な人間もいますので装備されている機能については仮令概要であっても全てしっかり説明されていないと困ります。

インターフェイス背面TRS MIDI端子

タイプAとBの違いは何なのかと検索してみるとどうやらTRSのTとRが逆になっているだけのようです。詳細は下図参照。

TRSコネクターとDIN5PINメスコネクターの接続図

ペダルなどもそうですが何故極性を統一しないんですかね? こういう新しい規格を作る場合は関連メーカー同士のしっかりとしたコンセンサスが必須だと思うのですが。たとえば極性によってノイズが出るというのなら別ですが、もしそうだったら片方の規格は廃止されている筈で単にメーカー都合(無計画)、或いは囲い込みなんでしょうがユーザー側からしたら不便&迷惑極まりない! まあ腹は立ちますが仕組みがわかれば変換コネクターを作ればよいだけの話なので早速製作しました。

以前秋月電子で購入した80円の3.5mmステレオケーブルと3.5mmステレオ差し込みジャック、何れも手持ちの有り合わせのパーツ、結線は下記の通りで(回路図では両側ともメスですが実際は片方がオスです)RとTをクロスさせただけの簡単な配線でA→BでもB→Aでも変換できます。MIDIケーブルといえば大昔PC98時代MIDIインターフェイスが高価だったのでシリアルコネクター→MIDI変換ケーブルを自作した事を思い出しました。その後Macを使うようになってシリアル接続で16チャンネルをフルに使ってMIDIで大量にデータを送るとテンポがもたついたり各パートのタイミングが合わなくなったりしましたが、USBを使うようになってMOTUのMTS、スタインバーグのLTBなどシーケンサーとハードウェアに新規格が導入されてデータ転送が随分改善されました。現在は殊更言及されませんがどうなんでしょうね。変換ケーブルを作っていてふと思いました。

2026年1月1日木曜日

明けましておめでとうございます

 今後も相も変わらず役に立たない戯言を書いて行く所存ですので本年もよろしくお願いいたします。(笑)

本年が皆様にとって良い一年になりますように祈念しております。