2026年6月28日日曜日

懐かしいスピーカー

近所のハードオフでFosi Audio V3といくデジタルアンプを見つけてサブシステムで使おうと考えて買ったのですが最大ボリュームにしても不満を感じる程音が小さく、接続するスピーカーを換えても変わらないので返品しに行きました。一応定格では最大出力が4Ωで300Wと謳われており、8Ωだと約半分、更に電源アダプターの電圧も最大値よりも低いのでまぁ現状で最大70Wも行けばよいのかなと思いますが、それにしても手持ちの50Wのアンプの聴感上1/4位の音量しか出ないので明らかに故障です。店員さんが「テストしてみますので少しお待ち下さい」との事で呼ばれる迄店内を見て廻っていたら懐かしいスピーカーを見つけました。サウンドハウスが発売していた、嘗て爆発的に売れたモニタースピーカーYAMAHA NS-10M(通称テンモニ)のそっくりさんCLASSIC PRO EX-10Mです。サランネットも付いていてセンターキャップの凹みもありません。

実はYAMAHA NS-10M STUDIOは現役商品時代に新品で買って導入した事がありました。以前に何処かで書いたかも知れませんが当時は10Mに在らずんばモニターに非ずというようなファッショな空気があって、まぁ所謂標準と目されているモニターの1つを持っていてもいいかなと編集システムに導入しました。実際に聴いたら「なんじゃこりゃ?」というのが最初の印象で置き場所やアンプを変えたり色々と調整してみましたがどうやっても自分には全く合わず、何故このスピーカーが絶賛されているのかさっぱりわかりませんでした。密閉型という事もあって低音が出ずツィーターがただキンキンと耳に痛く、まるでイコライザーで低域をバッサリとカットして中高域を10dBくらい上げたような兎に角聴いているのが苦痛極まりない音だったので程なく売払いタンノイのSYSTEM600に入れ替えて漸く落着きました。それ迄にも国産スピーカーはオーディオ用モニター用問わず物理的な音はすれども音楽が聴こえて来ないものが多くて嫌いだったのですがこのスピーカーはその典型的な物でした。自分は別に舶来物崇拝者でもなく国産で良い物があればそちらを優先して使いたいと常々思っているのですが殊スピーカーに関しては国産品は(唯一TEAC/TASCAMを除いて)苦手です。低音が聴こえないのでこれでミックスして仕事上ヤバい事になりそうになった事もあります。こんな(自分にとって)音の悪いスピーカーがあれだけ流行ったのはアメリカの某著名エンジニア、プロデューサーが使っていたからだと後に聞いたこともあります。海外の一部ではNSをもじってナスティーと呼んでいたとか。モニタースピーカーは聴いて楽しいものではなくシビアに粗を見つける物だという一種の精神論もこのスピーカーの悪しき面を補完するものだったのかも知れません。ネットなどを見ているとこれで低音が見えるという人がいるようで超能力の持ち主ではないかと真面目に思います。

さてテンモニの悪口はこの辺りで止めて、何故EX-10Mに興味があったかというと、確かテンモニがコーン紙が調達出来なくなって(本当はメーカー側も既に時代遅れになっていると薄々感じていてやめるタイミングを探っていたのではないかと勘繰っています)生産終了した際、有名機材ショップで代替品として企画され同じ密閉型ですがウーファーを一回り大きい20cm、筐体も少し大きめにして他のメーカーが作るとどんな音になるのかを知りたかったからでした。しかもかなり低価格に設定されていましたので参考として手に入れようと思っているうちにこちらもカタログから消えてしまい、今まで中古でも見かけなかったので存在自体を忘れていました。それをスピーカーコーナーで発見。テンモニは特徴的な白いコーン紙が災いして経年で黴の様なシミが全体に広がっていたり黄色く変色している物が殆どですが、こちらは同じような白い紙製コーンであるものの多少細かいシミは見られますが変色も少なく全体的に当時物とは思えない程状態が良かったので(しかも安物商品は手荒に扱われてまともに残っている物が少ない)、そっくりさんがどんな音なのか聞いてみたいのと、懐かしさもあり、しかも安かったので購入しました。本体は9kgもあり結構重いです。

早速アンプに接続して聴き慣れたソースを鳴らしてみると、中々いい感じです。当時テンモニで感じた不快さは全くありませんでした。決して重低音が出る訳ではないのですが、ウーファーが大きい所為なのかはわからないものの低音感はきちんとあって中高域が痛いという事もありません。当時と比べて自分自身も歳を取り可聴帯域も下がっており而も2機種並べて比較した訳ではないので至極いい加減な感想ですが。(笑)  ドライバーユニットを留めるネジなど細部の見た目がチープなのは定価から考えても仕方がないのですがウーファーのエッジは材質的に経年には強そうで自分にとってはかなりの好印象です。アクティブは内蔵アンプが故障するとお手上げですがパッシブは断線や過大入力によるコイル焼け等が無ければ鳴らす事が出来るのでその点でも安心出来ます。実はアクティブモニターでアンプが壊れてしまった物を持っているのですが海外メーカー製で修理の手続きが面倒なので放置しています。今回は懐かしい物が良い状態で大変気に入りました。
CLASSIC PROのロゴに時代を感じます(笑)

2026年6月24日水曜日

じゃがいも2

 ネットで調べて芽かきや雑草取りをしてきましたが、じゃがいもの花が咲きました。可愛らしい花ですね。日光が実に当たらないように盛り土もやりましたが、天気が悪い日が多く、近々台風がまた来るようでちゃんと収穫出来るのかまだわかりませんが、楽しみです。雑草が自然に増えるのとは違って自分で育てるというのはやはり愛着が湧きますね。

2026年5月30日土曜日

じゃがいも

 前にスーパーでじゃがいもを買ってきたのですが仕事が忙しく中々調理する機会がなく放って置いたらかなり芽が出てしまったため食用をやめ捨てるのも勿体ないので面白がってそのまま庭に植えてみました。暫く芽が出なかったので駄目だったかと諦めていましたが今日久し振りに庭を見たら芽が出ていました。いもを大きく育てるには15cm位に育ったら芽かき(芽の間引き)をしなければならないそうなので様子を見てやろうと思います。食用の植物を育てるのは初めてなのでちゃんと収穫出来るのか興味津々です。

2026年4月11日土曜日

TOPPING E2x2 OTG

 また性懲りもなく新たにオーディオインターフェースTOPPING PROFESSIONAL E2x2 OTG を購入しました。ソフトウェア音源をリアルタイムで演奏する際のレイテンシー(遅延)をなるべく小さくしたいのでついつい色々と試して(購入して)しまうのです。(笑) メーカーに依ってレイテンシーの差は大きく、バッファ数値やセーフティ設定をどれだけ調整してもリアルタイム演奏には使えない物も中にはあります。今回本機がレイテンシーという点でかなり満足度が高かった為、記事にしました。実は設計製造とも中国製という事で失礼乍ら実際に購入するまでは余り期待していませんでした。

全スイッチ点灯させています。

仮令高額なオーディオインターフェースだからといってレイテンシーの結果が必ずしも良いとは限らず実際に実機を検証してみるしかありません。但しもし満足いかなかった場合のリスクを考えるとどうしても高額なインターフェースを敬遠してつい手が届きやすい製品を選択してしまいます。専用のソフトウェアを使ってレイテンシーの数値を測定したネット記事を見掛けますが、ソフトウェア音源をリアルタイム演奏した場合とは必ずしも合致しません。使用するPCの処理能力も係わってくるのでいくら測定値が良くてもリアルタイム演奏では負荷オーバーしてしまう事は能くあるので数値そのものでは一概に判断できないんですよね。本機については高音質やルーティングの自由度という面で話題になっている事が多く、確かに解像度、音質ともに優れていると思います。少し蒸留水的なイメージで、欲を言えばあとほんの少しふくよかさがあったらと感じますが、これはごく僅か、微妙なもので劇的な差がある訳ではありません。尚、この音質評価は勿論私の感覚や好みなので決して参考にしないで下さい。序でに欠点を更に指摘するならスタンドアローンで使用する場合、外部入力が常にモノーラルで左右両方に割振られて出力される為、マイクプリとして単体でステレオ(独立した2チャンネル)では使えないという事です。これは専用のソフトウェアミキサーで設定したとしても本体には記憶されません。モノとステレオの切り替えスイッチが装備されていたりFocusriteのようにソフトウェアでのルーティング設定が電源を切っても本体に記憶されると大変使い勝手が良いのですが本機にはそれがないので残念です。今後ファームウェアの更新で改善されれば良いのですが。

ここまでは欠点を指摘しましたが私にとって本機の一番の美点はやはりレイテンシーが小さいという事です。私の環境ではバッファが128の場合入出力レイテンシーの合計が6.84msで、Nuendo(Cubase)などの比較的重いDAWでは時々負荷オーバーしてしまいますが、軽いFender Studio Proでは難なくクリアしてくれます。バッファを256に設定すると他のインターフェースだと14~16ms位に落ちてしまう事が多いですが本機だと12ms位に留まっておりなかなか高速です。勿論256に落とせば演奏感は殆ど変わらずほぼ全てでオーバーしません。リアルタイム演奏時は10ms以下の一桁台が理想的なのでこれだけでも本機を導入する価値が(私には)ありました。自分の経験ではPreSonusのインターフェースとStudio One Pro(現Fender Studio Pro)の組合せが一番レイテンシーが小さかったのですが、今回TOPPING PROFESSIONAL E2x2が最高位になりました。これでスタンドアローン時にダイレクト出力が左右別々に出れば言う事無しだったのですが、全体的に優れたインターフェースだけにそこだけが至極残念です。

2026年4月4日土曜日

EVE AUDIO SC203

忙しくて中々纏った時間が取れず、また大したネタもないので長い間更新をサボってしまいました。😓

 以前から興味があったモニタースピーカーEVE AUDIO SC203が、スピーカー同士を接続するケーブル無し、電源アダプター無し、付属品は本体下に置いてスピーカーの角度を調整するオレンジ色のスタンドのみ、動作未確認で格安でネットで販売されていたので、まぁこの価格であれば動作しなくても諦めがつくかとポチってしまいました。😅

因みにEVE AUDIOは元々ADAMというスタジオモニタースピーカーの会社を設立した方が別途立ち上げたメーカーで、聖書からの発想でADAMに対してEVEという社名にしたようです。

EVE AUDIO製の小型モニタースピーカー

送られて来たのは確かに本体とスタンドのみでした。そこで、スピーカーに表記されていたスペック(24V 2.5A センター+)と同じ定格の電源アダプターをアマゾンで購入しました。2台のスピーカー間を接続する付属純正ケーブルを本家のサイトで確認すると4本がフラットケーブルのように束になったような形状で、取扱店に部品として注文したところ現在在庫切れで再入荷も不明という事で、どうやらEVE AUDIOの製品は生産体制が整わず国内の取扱店では全て販売中止になっているようです。オリジナルケーブルは入手出来そうにないので、それならば自作しようと考え、本体に装備されたコネクターは、PCのATX電源用の4ピンと同じものだったので早速マルツエレックに注文しました。コネクターはコンタクトが付属していない外側ケースのみの場合があるので要注意です。

電源アダプターが先に届いたので早速アンプ内蔵の右側の本体に接続して動作チェックしたところ無事に音が出ました。その後4ピンコネクターと4芯ケーブルが届いたのでスピーカーケーブルを自作しました。純正ケーブルと同形状の物が無かったので見栄えは随分違いますが、4本のケーブルが1つのシースに収められており如何にもオーディオ用ケーブルという風情だったので逆にこちらの方が都合が良いのではないかと思います。尚、結線はストレートです。

ナイロンコネクター付自作スピーカーケーブル

 早速自作スピーカーケーブルを接続したところ、アンプを内蔵していないスピーカーからも無事に音が出たのでこれで漸くステレオで聴けるようになりました。尚、よくある片側にアンプ内蔵でもう片方は単なるスピーカーボックスをお互いに接続するケーブルは通常2芯が多い(アンプの出力をそのまま送りネットワークで帯域を分離する)のですが、SC203は高域用と低域用の予め独立した専用アンプでそれぞれのスピーカーユニットをドライブしており、もう1台のユニットにもアンプ内蔵本体と同様に高低ケーブル2本ずつの合計4本構成で伝送するように設計されているのが素晴らしいです。

さて、肝心な音がどうだったかに就いては自分の好みでしか評価出来ませんので全く参考にしないで下さい。まず解像度が良いです。低域に就いてはウーファーの口径が小さいのでやはり大口径スピーカーには及びませんが、パッシブラジエーターの効果なのか口径以上によく出ていると思います。DSPや使い勝手の良さ、サイズ以上の低音感を総合的に判断すれば大変良く出来たスピーカーだと思います。

2026年1月11日日曜日

TRS→MIDI変換ケーブル

 現在メインで使用しているオーディオインターフェースはPreSonusのQUANTUM ES2なのですが、MIDI入出力用のジャックとして3.5mmTRS(3.5mmステレオミニジャックと同じ)が使われているので、嘗ての多くのMIDI音源やキーボードに接続するにはDIN5ピンに変換するケーブルが必要です。そこでネットで検索するとタイプAとBがあるようです。名だたるメーカーはAの場合が多いので全く疑う事なくAを購入したのですがマスターキーボードに接続しても全く反応がありません。そこで漸く見つけたES2の説明書を見ると本機の端子はタイプBです。当該機種のメーカーサイトや商品を紹介しているサイト(販売店、個人に拘らず)にもそれに関しては記述がなく全く使えないです。まあ今時MIDI端子を使うという事もあまり無いので仕方がないとは思いますが私のような偏屈な人間もいますので装備されている機能については仮令概要であっても全てしっかり説明されていないと困ります。

インターフェイス背面TRS MIDI端子

タイプAとBの違いは何なのかと検索してみるとどうやらTRSのTとRが逆になっているだけのようです。詳細は下図参照。

TRSコネクターとDIN5PINメスコネクターの接続図

ペダルなどもそうですが何故極性を統一しないんですかね? こういう新しい規格を作る場合は関連メーカー同士のしっかりとしたコンセンサスが必須だと思うのですが。たとえば極性によってノイズが出るというのなら別ですが、もしそうだったら片方の規格は廃止されている筈で単にメーカー都合(無計画)、或いは囲い込みなんでしょうがユーザー側からしたら不便&迷惑極まりない! まあ腹は立ちますが仕組みがわかれば変換コネクターを作ればよいだけの話なので早速製作しました。

以前秋月電子で購入した80円の3.5mmステレオケーブルと3.5mmステレオ差し込みジャック、何れも手持ちの有り合わせのパーツ、結線は下記の通りで(回路図では両側ともメスですが実際は片方がオスです)RとTをクロスさせただけの簡単な配線でA→BでもB→Aでも変換できます。MIDIケーブルといえば大昔PC98時代MIDIインターフェイスが高価だったのでシリアルコネクター→MIDI変換ケーブルを自作した事を思い出しました。その後Macを使うようになってシリアル接続で16チャンネルをフルに使ってMIDIで大量にデータを送るとテンポがもたついたり各パートのタイミングが合わなくなったりしましたが、USBを使うようになってMOTUのMTS、スタインバーグのLTBなどシーケンサーとハードウェアに新規格が導入されてデータ転送が随分改善されました。現在は殊更言及されませんがどうなんでしょうね。変換ケーブルを作っていてふと思いました。

2026年1月1日木曜日

明けましておめでとうございます

 今後も相も変わらず役に立たない戯言を書いて行く所存ですので本年もよろしくお願いいたします。(笑)

本年が皆様にとって良い一年になりますように祈念しております。