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2019年3月16日土曜日

カーボン弓

ネットを徘徊していたら、そこそこ評判の良い4/4ヴァイオリン用のカーボン弓があったのでAliExpressで買ってみました。値段は送料込みで$29.75(約3300円)。AliExpressを利用するのは初めてで、中国からの発送なのでちゃんと到着するのか少々不安でしたが、3月4日に注文して14日に(10日間で)届きました。弓はプラスチック製の筒に入っていて梱包は意外に確りしており、弓にはVingo Bow とプリントされていて毛を張ってみましたが特に問題ないようです。超々初心者がこんな事をいうのは誠に烏滸がましいのですが、ブラジルウッド製の安弓よりは運弓に手応えがあってコントロール性は良いのではないかと感じました(超々初心者なので鵜呑みにしないで下さい(^^;)。
梱包用の円筒
カーボン弓
ネットオークションで中古の弓を買うより安いですね。(笑) サイトを見ていると安い商品が山のようにあるのでつい色々と買いたくなってしまうのですが取り敢えず暫く我慢です。(^^;

2019年1月9日水曜日

フルート衝動買い

もう松の内も過ぎてしまいましたが改めて明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

元日は観音崎に初日の出を見に行きました。雲が多かったのでご来光を拝めるか不安でしたが、対岸の房総半島とその直ぐ上の空を覆う雲の間に僅かな隙間があって何とか初日の出を見ることが出来ました。日の出から少し経ったら上空の雲に太陽が隠れてしまったのでラッキーでしたね。昔高尾山に初日の出を見に行った時は凍えるような寒さでしたがやっぱり沿岸部は暖かいですね。
日の出直前の月と金星(左下)
ご来光(この後間もなく雲に隠れてしまいます)
さて、今日はフルート(中古品)を衝動買いしてしまいました。ムラマツのEXという入門モデルで新品で買うと20万円以上する楽器が驚きのプライスでショウケースに展示されていました。う~ん、この値段は中国製或いは台湾製の新品フルートと大体同じくらいなので、買い取った商品をそのまま手を入れずに売っている店の性格からして楽器店と同じような値付けだと売れないとは思いますが、それにしても破格の安さです。

 もう15年くらい前になりますが、フルートを習っていた頃お遊びで予備の(メイン楽器をリペアに出した時などに応急的に使う)楽器として台湾製の激安フルートを買ってみたのですが、手に持った感じがずんぐりしていて(精密感が無く)、キイの下に貼りついているクッションのゴム(本来はコルク)が直ぐに剥がれたり、音もあまり良くなくて予備としても使えそうにない楽器でした。直ぐにネットオークションで二束三文で売ってしまいましたが。(^^;

 フルートを習い始めてから、ヤマハの7万円くらいの楽器から、リッププレートのみが金製のミレニアム限定特別バージョンで20万円程度の三響製楽器に買い換えて練習しました。三響のは明るくて陽性な音なのですが少し上擦っていて僅かに深みに欠ける感じがずっとしていました。勿論、楽器としては決して悪いものである筈もなく、単に私の吹き方があまりにも未熟なので楽器本来の音色を全く以て引き出せていなかった事に間違いないのですが、ある時池袋の楽器店でムラマツの楽器を吹かせて貰ったら自分が求めていた音がすんなりと出て、笑ってしまうくらい超初心者の演奏ではあっても楽器によっては全然音が違うんだなあと吃驚した記憶があります。ですから「いつかはムラマツ!」と決めていましたが、程なく先生のご事情でフルート教室が終了してしまい、レッスンをやめてから2~3年は吹いていたものの、それ以降は殆どフルートを吹かなくなってしまいました。三響のフルートは何処か奥にしまったらしく現在行方不明です。(汗

 そんなこんなで今日このフルートを見てからまた再開してみたくなって店員にショウケースの楽器を見せて貰いました(ムラマツ以外だったら完全にスルーしていたと思います)。中古品なので傷や変色(化学変化による銀の黒ずみ)は当然ありましたが(私の三響のフルートは手が滑って頭部管を落とした時に一部が凹んでしまいましたし良く手が触れる部分の鍍金が浮いてきた箇所もあるのでそれに比べたら綺麗です)、キイメカニズムは特定のキイの動作に少し粘っこいところがあるものの一見してタンポも草臥れていないし全体的には自分の楽器よりも綺麗でした。おそらく楽器専門店ではなくリサイクルショップだったので格安の値付けだったのだと思います。自分としてはこの楽器は合格点で全く問題なかったので、これでやっと「念願のムラマツフルート」が手に入ると思うと嬉しくなって即そのままレジに直行しました。(笑)

ウキウキしながら帰ってから色々と吹いてみましたが非常に良く鳴りますし、私の苦手な低音部もスッと吹けます。さすがにムラマツの楽器はバランスが良いですね。楽器店で試奏させて貰った時の事をつい思い出しました。それに、前の楽器はどれも、頭部管を胴部管に差し込んだりリッププレートの向きを調整する時ににきつくて回しにくかったりしたのですが、これは非常にスムーズで感激しました。シリアルナンバーから推察すると少し古い楽器だとは思いますが調子は頗る良好です。暫くフルートを吹いていなかった所為で運指をすっかり忘れていて、然も使っていなかった肺機能が低下しているのかちょっと疲れました。(^^; ただ、フルートを吹くといつも思うのですが、身体の中の毒気(毒素?)が音と共に外に排出されるようで何とも気持ちが良いのですよ。(笑) 新品の約1/10という爆安で良い楽器が手元に来て呉れて大満足です。これも何かの縁なのでしょうね。(^^) 昔、フルートの手入れによく使っていたバズ・シルバークリーナーと仕上げ拭き用のシリコンクロスを買って来て綺麗に掃除しようと思います。

2018年10月8日月曜日

ミニギター

Sepia Crueのミニギター”W-50-TS”を購入しました。このギターはスチール弦を張って販売されていますがそのままだとオクターブチューニングが合わないのでフレット音痴になります。6弦12フレットでほぼ半音シャープしてしまいポジションが高くなるほど音程が合わず変な和音になるのでネット上でも散々な評価をされています。実際にスチール弦を張ったオリジナルの状態では私も使えないなぁと感じます。フォークギターのブリッジのサドルは各弦のオクターブチューニングを補正するために一般的に弦に対して傾斜がついているのですがこのギターはクラシックギターのように真っ直ぐ水平(弦に対して直角)です。然もナットの溝はスチール弦を張るには随分太くてネックにはトラスロッドも無いので、このギターは本来はガット弦用なのではないかと勝手に思い込み、試しに300円くらいで売っているMATSUOKAというブランドの激安ナイロン弦を張ってみました。ちなみにこのブランドは松岡良治(1924~2012)というギター製作家の名前を、Sepia Crueの発売元でもある楽器販売会社キョーリツコーポレーションがクラシックギターのブランドとして引き継いで使用しているもののようです。


ヤマハのギターとの大きさ比較
ナイロン弦は極一部を除いてスチール弦のようなボールエンドにはなっていないので弦の端を2回固結びして(1回だけだと特に細い弦はすっぽ抜けます)こぶしを作って張ってみました。するとオクターブピッチがよく合いフレット音痴も殆ど解消され、高いポジションの和音も綺麗に響くようになりました。ナイロン弦なのでチューニングが安定するまでには少々時間がかかりますが、一度安定してしまえばそれ程大きく狂うということもなくなります。弦長が短いのでテンションが緩めで、更に共鳴胴の容積が小さい為に低音はやはりフルサイズのギターのような幅の広さや奥行き、深みはなく箱鳴りのような感じで全体的にチープな響きですが、一応の低音感はあるのでガットギターらしい音が出ます。サドルは厚みが少し薄く(2.5mm)頼りなかったのでブリッジの溝にぴったり合うものを新たに作りました。ネックの幅が狭いため多少押弦しにくいですがそれを除けば小さくて軽く楽しい楽器です。ちょっとギターを触りたい時に傍にあると重宝します。このミニギターはスチール弦を張るにはどうしても無理があるので、ガットギターとして使えば大方の不満はほぼ解消できると思います。

2018年9月13日木曜日

鍵盤修理

壁に立てかけていたキーボードのキーに短パンの裾が引っかかったと同時に根元から折れて外れてしまいました。取り敢えず瞬間接着剤で付けてみましたが力が掛かる部分なので直ぐに外れてしまいます。瞬間接着剤というのは自分の経験では殆ど役に立ったことが無いですね。カシオのMA-150というミニキーボードなのですが、電池駆動できたりMIDI出力端子が付いているのでDTMの入力デバイスとしても使えてなかなか重宝します。
赤丸印が折れて外れたキー(修理後)
こういう力が掛かる部分の接着はやはりプラリペアでの補修が一番です。以前のエントリーでご紹介したことがありますが樹脂がガッチリと固まって強力に接着できます。
わかりづらいですが赤い矢印の奥まった部分に固まったプラリペアの樹脂が見えます
修理した鍵盤を元通りに納めて裏蓋の捻子を締めたら何故かこのキ-だけが押し下げられたような状態になっているのでよく見たら本体の内側の出っ張りに補修して盛った樹脂が当たっていたことが判明し、ヤスリで削りましたが硬化した樹脂は造形に使われることでもわかるとおり非常に硬いので所定の高さにまで削るのが大変でした。またキーが外れた時に無理な力が掛かってキーの高さを保持する腕のような部分が曲がってしまいこのキーだけ高くなってしまうので保持する部分の先端をプラリペアで盛って高さ調整をしました。

修理後のキーは手触り(タッチ)も他のキーと変わらず無事修理が成功しました。鍵盤のキーの支点などの継続的に力が掛かる場所の修理はプラリペア一択ですね。

2018年8月13日月曜日

ギター弦高調整

ブログの方は長らくサボっておりました。(^^; ギターの方は一応毎日触っていますがダラダラとやっているのでなかなか上達しません。(笑) エレキやアコギの方はひとまず一段落して、随分昔に中古で買ったヤマハのクラシックギターC-200(製造期間1976~1983年、定価2万円)で練習しています。
このギター、入手した時から多少草臥れていて美品ではありませんでしたが、2011年の東日本大震災の時には棚から落ちて大きな打痕が残ったり、それ以前から扱いが悪くて無用な傷を付けてしまったり、特にこの夏は酷暑で汗をかきながら弾いていたらラッカー塗装が汗でくすんでしまったので慌ててギターポリッシュを買って拭いたりと、もう満身創痍です。また古い楽器なのでネックの反りや表板の若干の膨れもあって弦高(6弦)が4.5mmと高くて弾きにくく、実験も兼ねてサドルを削って弦高を調整してみました。元々付いていたサドルは加工せず保存する事にして、近所の楽器屋でクラシックギター用の未加工のサドルを買ってきました。初めてのサドル加工なので失敗しても直ぐに諦めがつくように(笑)、162円で売っていた一番安いプラスチック製のPICKBOY NS-NO.7Sにしました。

このサドルは横の長さが82.1mmで、C-200が79.55mmなので2.55mm程削らなければなりません。弦高は1mm程度下げたいのでサドルの高さを測って2.5mm程削ることにしてマジックで目印の線を引いてみました。上にあるのは元々楽器に付いていたサドルです。
この線が消えるまで底面が平らになるように気を付けながらヤスリで削ります。少し削ってはまっすぐに削れてちゃんと平面が出ているかいろんな方向から光に当てて確認しながらの作業なので時間はかかるしかなりしんどいです。サドルの底面が平らになっていないとブリッジの溝の底面と面接触しない(振動がロス無く本体に伝わらない)ので気を遣います。
最後に1500番の耐水ペーパーで仕上げて加工終了です。手はプラスチックの削りカスまみれになるしサドルを削って小さくなると持ちにくいしで疲れました。元々楽器に付いていたサドルをよく見ると加工した跡があり、底面が斜めだったり横も一直線では無く所々波を打ったようにムラになっていて如何にも見よう見まねの素人の工作といった感じです(勿論、私も素人ですがネ・・・(^^;)。

早速ギターのブリッジの溝に挿れてみましたが結構ピッタリと嵌まりなかなか上手く行ったと思います。(笑)
早速緩めた弦を張ってチューニングすると弦高(6弦)は丁度4mmになりました(6弦だけを張ってチューニングしその他は緩めたままだと3.5mmなのですが、全ての弦を張るとネックが持ち上がって4mmになります)。新しいサドルには3弦の当たる部分に切り込み(オフセット)がなく平らですがオクターブチューニングもほぼ問題ありません。あと0.5mm下げられたら最高でしたがやはり経年のネックの反りなどが関係しているのか、画像でわかると思いますが第1弦のサドルの高さに調整できる余裕が殆ど残っていないのでこれでもう精一杯ですね。これ以上削るとブリッジに弦が接触するでしょう。しかしたった0.5mmの違いですが随分と押弦がし易くなりました。セーハも前に比べるとやりやすくなったような気がします(未だにうまく弾けませんが(^^;)。まあ、古いギターにはどうしてもネックに反りが出てくるものがあるので、フォークギターのようにトラスロッドでネック調整ができないクラシックギターに関しては余程の銘器でもない限りは古い物に拘るよりも新品を買った方が良さそうですね。最近は安物でも随分良くなっているようですし。まあ、折角調整したので暫くこれで練習してみますが。
さて、サドルを削っていて思ったのですが、ホームセンターで購入した平ヤスリ(上)で削っていると何故か底面が斜めになってしまうんですよね。それで100円ショップで買ったヤスリ(下)を使ってみたらちゃんと平らに削れるしなかなか調子が良いです。100円ショップの工具類は経験上殆ど使い物にならないのですが、このヤスリは使えます。(笑)

2018年5月29日火曜日

ナットファイル

少し前に中古のアコースティック(フォーク)ギターを1980円で買ったのですが、弦を張ってみると第2弦(si)の弦高が高く、弾いていると指が痛くなるのでナットを見てみると第2弦の溝だけ浅い事が原因でした。安く手に入れた楽器なので金をかけまい(笑)と、特に何もせず我慢して弾いていたのですがローポジションだとやっぱり指に弦が食い込む感じでかなり痛いので修正用のナットファイルを買おうとネットで探しました。ところがどれも値段が高くてヤスリ1個だけでも1000円以上するんですよね。特殊なサイズなのでホームセンターでは扱っていないし、ギター専用の工具なので高いのは仕方がないのですが1980円の楽器に1000円はやはり高い。(笑) それに溝の太さもよくわからない超初心者なので間違えて買ったりすると目も当てられず、他に安いものはないかと探していたら13種類の太さが揃った780円のナットファイルを見つけたので買ってみました。エレキとも共用できそうです。
届いた実物を見て如何にも華奢なので本当に削れるのかどうか半信半疑でしたが、ちゃんと使えました。第2弦(0.14)の溝には一番細いファイルがピッタリとマッチしたので削り過ぎないように、そしてファイルを曲げたり折ったりしないように少しずつ慎重にやりましたが、少し削るとファイルの溝に削りカスが溜まり滑ってしまうので刷毛で落としながらの作業です。両側の弦(1弦と3弦)の高さと見比べながら目分量で大体いいだろうと思う深さになったので弦を張って試してみるとビビリもなくかなり楽に押さえられるようになりました。まだ若干高いような気もしますが取り敢えず弾きやすくなったので安全を見て(削り過ぎると元に戻せないので)この辺でやめておくことにしました。このナットファイルは、真っ新な状態で溝を掘るには全く向かないと思いますが、予め掘ってある溝の深さの修正には十分使えると思います。

2018年4月3日火曜日

ミニギターアンプ

ギターを入手してから大体毎日触っています。ギターアンプがないためオーディオインターフェイスに繋いでヘッドフォンで聞きながら練習していますが(笑)、その度にいちいちパソコンやDTMソフトを立ち上げるのが面倒なので小型のギターアンプを物色し始めました。VOXのamPlug2でもいいのですが楽器本体より高い(笑)ので、スピーカー付で安いもの(買ったギターと大体同じ価格)を見つけてJOYOというメーカーのMini Amp JA-01を買ってみました。尚、JOYOは中国のメーカで、有名エフェクターのコピー(パクリ)商品でよく知られているようです。(笑)
外観は安いラジオみたいですが本体側面には一応ヘッドフォン端子をはじめとして外部入力端子やACアダプター端子が一通り付いていてなかなか便利です。日本のメーカーからもこういう大胆不敵な商品を出して欲しいなぁ。(笑)
スピーカーの音質は外観から大体想像できると思います。(笑) まあ、ほぼ中音域のみの超ナローレンジで音も割れやすいですが私のような初心者の練習用には充分だと思います。電源スイッチを兼ねてクリーンとディストーションの切り替えスイッチがあって、ディストーションモードにするとゲインを上げて歪ませるという塩梅です。勿論ヘッドフォンも使えますし、ヘッドフォン使用時はスピーカから音が出なくなります。使用電池が006P 9Vなので持ちはイマイチですが、互換性がある充電式のニッケル水素電池を持っているので無問題です。ただ、ギターに付けてみるとやっぱり大きいですね。しかも不格好。(笑)
重量もあるので一定方向のみを向けさせておく事が困難で重い方を下にくるっと廻ってしまうのはご愛敬。(笑) まあギター直結コードレスなので気軽に使えるし思ったほどひどい音ではないのでそこそこ満足しています。(^^;

2018年3月26日月曜日

エレキギター購入

近所のリサイクルショップで1000円台のエレキギターを見つけて購入しました。実は実験用にエレキギターのピックアップだけが欲しくて楽器ショップを廻ったりネット通販を見たりしていたのですが、ピックアップだけでも結構いい値段なのですよ。然もハードオフなどの楽器コーナーにある使い古しで錆びて汚いピックアップでも結構高かったりするので、ピックアップが3つも付いていて1000円台というのは破格です。弦や取り付けビスなどは錆びているし本体もかなり汚れていたので部品だけを取り外して本体は廃棄するつもりで買いました。ところが楽器を見ているうちに中古品レストア魂(笑)に火が付いて、錆落としをしたりフレットを磨いたり、更にフレットの端を弄ると尖って痛いのでヤスリがけして丸めたり、汚れがなくなるまで本体を隅々まで掃除したら見違えるように綺麗になったので、古い弦を新しいものに張り替えてギターとして生き存えさせる事にしました。(笑) 画像は掃除した後(after)ですが、比較するために買ったばかりの汚いbefore写真を撮っておけばよかったと後悔しています。(^^;
シールドを差すジャックのカバーなどはかなり錆びていましたが
コンパウンドで磨いて綺麗にしました。
この楽器はPhoto Genicという1万円程度で買える初心者用の安物エレキギターですが、ネットで調べると毀誉褒貶が激しいので楽器として良いものなのか悪いものなのかよくわからなかったのですが、今までにピアノ、ヴィオラ、ヴァイオリン、チェロ、フルート、ピッコロ、クラリネット、篠笛、龍笛など様々な楽器を弄ってきた経験からの勘で、自分としては使える楽器だと思います。こういう安物楽器は「ギターの形をした何か」とかよく言われますが、高価な楽器に比べたら到らない部分があるのは当然でその事を確りと意識して向き合えば楽器入門の敷居を下げている事は評価されるべきだと思います。私が子供の頃はこういった安い楽器がなくて楽器をやりたくてもなかなか出来ませんでした。中高生くらいになると安い楽器が通販などでボツボツと出始めましたがそれこそ安かろう悪かろうの典型で、それに比べたら最近の安価な楽器は例外はありますがなかなかよく出来ていると思います。何とか知恵袋などでも実際に使った事もない何処の馬の骨ともわからない輩が値段とメーカーのイメージだけで好き勝手な事を書いていたりするので全くアテになりません。実際に使った事もなく脳内イメージで語っちゃう辺りはオーディオマニアとそっくりですネ。(笑) 質問者ももっと自分の耳を信じれば良いのにと思うんですが、日本人の多くは兎に角他人の評判を気にし過ぎて自分というものを持ってない事がよくわかります。大して性能が良いとも思えないモニター(私は速攻で売り払いました)が一世を風靡してしまった訳です。(笑) 話を元に戻して、楽器についてはヴァイオリンの時も経験しましたが、調整次第である程度はどうにでもなるので、更にネットでギターの調整方法を調べて我流でやってみました。その過程で、恥ずかしながらこの歳まで生きてきて「オクターブチューニング」なるものの存在を初めて知りました。(^^; これをしないと音痴な楽器になるという事なので入手した初期状態で色々コード(和音)を試してみると確かに響きがちょっと変だったんですよ。弦の全長の中央に位置する12フレットのハーモニクスと12フレットを押さえたピッチを一致させなければならないという事なので早速調整してみました。ピッチを確認する度に弦を緩めてオクターブチューニング用のネジをドライバーで廻すという事を繰り返したので完成するまでにはなかなか大変だったのですが、これをした後は確かに和音が綺麗に響くようになりました。そんなこんなで俄然面白くなってきたので、弦高の調整、ピックアップの調整などをしたら、殆どギターを弾いた事がない私でも以前より良い状態になったのがハッキリわかったので、棄てようと思っていた楽器にも愛着が湧いてきてギターをやってみようかという気持ちになり練習を始めました。(笑) 欠点を言えばペグの作りが多少甘くてピッチの山がなかなか一定せずチューニングにはちょっと苦労するのと(一度合わせてしまえばその後は殆ど狂いませんが)、トーンつまみが急激に変化するので中間値にしにくいです。経験者にとってはその他にも色々欠点が見えるんでしょうがギター超初心者の私にはこれで充分です。(^^;

さて、先ずはごく簡単なコードから練習しようと思い、自分で"Em→Am→Em→B7→Em→C→A→E/E7+9"というコード進行を作曲(笑)して弾いています。弦楽器は他にヴァイオリンとチェロを持っているのですが、フレットがないとさすがに正確な音程を取るのが難しいので(かなり昔に挫折しました(^^;)、取り敢えずギターをある程度弾けるようになるまでは練習を続けようと思っています。ところで当初の目的であった実験用のピックアップの入手は、まあもう後回しでいいです。(笑) ついでに随分前にお遊びで購入したZOOMのオーディオインターフェイスS2tを引っ張り出してきてギターに繋いで使い始めました。S2tは真空管を内蔵していてTUBEレベルつまみを調節すると確かに音が変わって楽しいですね。練習は何時まで続くかわかりませんが、予てからギターが弾けたら良いなぁと思っていたので楽しみながら細々と気長にやってみようと思っています。弾けるようになるのが先か人生が終わるのが先かそれが問題です。(笑)

余談ですが、ギターメーカーのギブソンが倒産寸前らしいですね。ギブソンといえば、旧Mac時代に仕事で愛用していたMIDIシーケンサー、Studio Visionの開発元であるOpcode社を買収して潰した事を先ず思い出します。自分にはVisionのMIDI編集機能が最高度に手に馴染んでもうこれしかないという究極のDTMソフトだったので開発終了は本当にショックでDTM難民になるしかなく、ギブソンには恨みしかありません。その他にも日本のオーディオメーカーであるティアックやモニタースピーカのKRKを買収したりと総合的な音楽企業を目指したのでしょうが、Vision一つ開発継続できなかった会社が複数の会社を傘下に収めて経営できる筈もなく、食い散らかした挙げ句に倒産とかいったい何を考えているのかさっぱりわからない迷惑な会社でした。ざまあみろとは言いませんが、自業自得でしょう。仮令ギターの世界で多大なる業績を残していてもです。

2016年3月25日金曜日

電子ピアノ

カナル型イヤホンの交換用イヤーピースを買いに量販店に行ったら楽器(電子ピアノ)売り場が同じ階に移動していたのでちょっと試し弾きをしてみました。カシオがベヒシュタインとコラボレーションして作った製品については知っていましたが触るのは初めてで、今練習しているドビュッシーの前奏曲第1巻のIIIの冒頭
を弾いたら多少弾きにくいというか、かなり弾き応えがあってちょっと腕が痛くなりました。(^^; 隣にあったヤマハや他の電子ピアノでは特に難なく弾けたのですが、カシオのは鍵盤が重くて多分グランドピアノで弾いたらこんな感じなんだろうなぁと思います。鍵盤に関してはカワイのがいい線行ってたんですがカシオはそれ以上にいい感じでした。今までこれだけ本格的なタッチの電子ピアノはなかったので、練習用にはいいかも知れませんね。

2016年2月21日日曜日

超レア楽器音源

電気クラヴサン(チェンバロ)について調べていたらリンクを通じてOndioline(オンディオリーヌ)というレア楽器のサンプリング音源が発売されていたのを知りました。因みに、電気チェンバロというのはフランスのジャン・バプティスト・ドラボルドが1759年に作った楽器で、丁度ヘンデルが死去した年でバロック時代最後期でもありますので勿論電子回路でスピーカーを鳴らすわけではなく、ライデン瓶に溜めた静電気を使って、対になった金属製の小さな鐘を鳴らすというものでした。暗い部屋で演奏すると静電気による火花が見えたようです。鍵盤とは絹糸で繋がっているので機織り機のような外観です。日本語での検索では全くヒットしなかったので海外サイトを徘徊していたらOndiolineの音源に突き当たりました。

Ondiolineという楽器は、フランスのジョルジュ・ジェニーが1941年に発明した電気楽器でオンド・マルトノの次の世代の楽器です。オンドは従来の楽器の音色を模倣しようという意図はありませんでしたが、オンディオリーヌは従来の楽器に近い音が出せるように考えて作られました。また、高価なオンドに対して安い楽器を提供したいという意図もあったようです。当時の楽器としては中々リアルな音色で、ヴァイオリンなどはよく似ていると思います。比較的音を似せやすいのは、クラリネット、オーボエ、金管楽器などですが弦楽器に似せるのは難しく、少なくとも私がDTMを始めた1980年代のFM音源よりずっとリアルです。オンドのように単音楽器で、鍵盤がフローティングされているのでビブラートをかける事も出来、音量は足踏み式オルガンのようにレバーを膝で動かして調節します。同時代の類似楽器にはソロヴォックスクラヴィオリンなどもありますが、オンドの次に欲しいのがこのオンディオリーヌです。実機の入手は無理そうなのでソフトウェア音源でもいいから欲しいなあと思っていたら、オンド・マルトノのサンプリング音源を出している英Soniccoutureから昨年末頃に発売されていたようです。さすがは超レア楽器のサンプリングに情熱を注いでいる会社だけの事はあります。(笑) $99なので少し余裕が出来たら導入しようかなと思っています。オンディオリーヌのサイトにあるリペアのページを見たら、なんと現在オンド・マルトノ(オンド・ディエルステン)を作っているJean-Loup Dierstein氏の名前がありました。元々電気楽器のリペアマンなのでオンディオリーヌの修理も手がけているんですね。

2016年1月24日日曜日

コミカレ他

先月は欠席してしまったので2ヶ月ぶりの出席です。漸くバッハのチェロ・ソナタ第1番が終わり次回からは第3番です。楽譜を見ていて弦楽四重奏に編曲されたブーレの冒頭部分があるTVCMのBGMで流れていたのを思い出しました。昼食は成吉思汗を頂きました。成吉思汗は初めてで、周りからは肉が臭いとかいろいろ評判を聞いていましたが 、実際に食べたら特に変な癖もなく大変美味しかったです。また食べたくなりました。Kさん、ありがとうございました。(^^) 帰宅途中で知人から飲み会の呼び出しがかかり急遽参加したので帰宅は結局午前様でした。(^^; 夜は雪になりそうな予報でしたが、全く降らなかったので交通機関も通常通りで助かりました。有料駐輪場で精算しようと駐輪番号のボタン→精算ボタンを押したら何故か料金を入れていないのにロックが解除されました。謎です。

2016年1月7日木曜日

SOUND Canvas VA Demo

Rolandの往年の音源モジュール、SC-88Pro の PC用 VSTi 音源(SOUND Canvas VA)が昨年末に発売され、デモ版もあったので、ダウンロードして使ってみました。この音源は、iOS用には既に商品化されていましたが、iPadを持っていないのでPC対応バージョンを首を長くして待っていたのです。
Cubase Artistでデモ版を使用中
こちらはハードウェア音源
SC-88Proは当時の業界標準音源で、通信カラオケやゲーム音楽は互換性からこれ以外では仕事になりませんでした。趣味でやっていたパソコン通信(ニフティーのMIDIクラシック&オリジナル・フォーラム)や仕事(ゲーム音楽)まで、これ以上無いくらいにお世話になった優秀な音源です。先代機のSC-88までは如何にも電子音っぽい感じでとても使う気になりませんでしたがSC-88Proになってからは格段に音色が良くなって、クラシックにも何とか使えるようになりました。この音源は今でも時折使っていますが、この度、PCで使えるソフトウェア音源として新たに発売(復刻?)され、面倒くさい取り回しをしなくても済む点が非常に良いです。以前仕事で使っていた時に、特に「琴」の音色の発音タイミングが非常に不安定でハードウェアの限界を感じましたが、今回デモ版を試してみた限りではそれらの不安定さはほぼ解消されているようで非常に正確です。ハードウェアは多パート(チャンネル)で鳴らすと音が団子になってしまう傾向がありましたが、今回のソフトウェア音源は分解能が非常に向上していて、パート毎の細かい部分までよく聞こえます。技術の進歩と処理の違いなのでしょうね。オーディオIFをより良いものに替えたら更に分解能が上がるかも知れません。ただ、ちょっと分離が良すぎるため、混ざって柔らかくほわっと聞こえるという味わいが多少減ってしまったのは少し残念ではありますが、まあこれが本来の音なのでしょう。

今回、当時作ったMIDIデータをいろいろ再生してみましたが、音色はハードウェア音源とほとんど同じでした。以前のVirtual Sound Canvas は期待して買ったもののあまりにも音が違っていたので直ぐにお蔵入りになりましたが。聴きながら、90年代~00年前半、熱心に打ち込みをやっていた頃を思い出しました。今はソフトシンセなんて軽々と扱えますが、当時はパソコンで音声を扱うのはかなり重荷だったので容量の小さいMIDIデータで遣り取りして外部MIDI音源で再生していたんですよね。シーケンサーのオーディオ機能を使うとソフトの動作が重くなり、最悪フリーズしたりするので、オーディオを無効にして使っていたくらいです。最近はもっとリアルなソフト音源が多数あって新作はそちらを使いますが、やっぱりこれでなければダメだという曲があるので手放せないのです。

ソフト化のお陰で、DTMソフトからMIDI IFを経由して音源を鳴らし、その出力をオーディオIFから取り込んでそれをDTMソフトで録音するという面倒くさい工程を経なくても、コマンド1発でオーディオファイルを作れて本当に楽です。値段が15120円というのは想像よりもお高いですね。9800円位だったら迷わず買いますが、でも結局買ってしまうんだろうなぁ。(笑) ↓の動画はSOUND Canvas VA Demoで鳴らしたものです。

2012年2月6日月曜日

テルミンのレコード

1930年(昭和5年)の暮れに日本で発売されたテルミンのレコードを入手しました。 Victor (RCA) テルミンの当時の音をお聴き下さい。演奏者のシェウェル氏はVictor (RCA)テルミンのデモンストレーターとしてRCA社に雇われた人だそうです。古い78回転のシェラック盤なので材質に起因する雑音が多いことをご了承下さい。

公開終了しました。m(_ _)m


2010年10月20日水曜日

ウクレレ

近所のディスカウントショップに行ったら、ウクレレが800円で売っていた。HOSCOというヴァイオリンやチェロも作っているメーカーの製品だからまあいいかなと軽い気持ちで買ってしまった。(笑) こうやって弾けもしない楽器が増えていくのである。(^^; 指板を除いて真っ黄色に塗装されているのでおもちゃという雰囲気が濃厚だ。さすがに安い楽器だけあって調弦してもすぐに緩んでしまう。ペグ(弦巻)の頭にネジが付いているので、これを少しずつ回しながら気持ち固めに調整したら殆ど緩みがなくなった。ペラ紙の簡易説明書にコード表が付いていたので色々試してみたが指使いが今一つよくわからない。(^^; それと、どうもナットの高さが高いようで、ヘッドに一番近いフレットを押さえた時に弦の張りが強くて指が痛くなる。ヤスリで削って調整したいのだが、弦の幅と同じ細さのヤスリが手元にない。楽器用のヤスリは高価なので、折角楽器本体を安く買った意味がなくなる。これは工夫していい方法を見つけなければ。ウクレレ漫談家を目指して、取り敢えずC-G-D7-Gのコードを練習中である。(笑)


2009年4月2日木曜日

衝動買い(^^;

買い物に出掛けたついでに近所の楽器店を覗いたら、中古のKORG microKONTROLというMIDIコントローラがジャンク品として激安で売っていました。、最近KORGからnanoKEYという非常に小型のMIDIデバイスが発売されノートパソコンの音楽制作用に買ってみようかなと思っていたのですが、このmicroKONTROLはミニ鍵盤採用でタッチがオンド・マルトノに多少似ているので練習用にも使えそうだなと思い、店員にジャンクの理由を訊いてみるとロータリーエンコーダーを廻す時にダイヤルが重い(機能は正常)、最高音Cのキーの調子が悪い、添付ソフトウェアCD-ROMなしという事だったので、取り敢えずは問題なく使えるだろうと(直感で)感じた(笑)ので、またnanoKEYとあまり中古価格が変わらず、より使いでがありそうだということで衝動を買いしてしまいました。(^^; 帰宅してから清掃と動作確認をしてみると、ロータリーエンコーダーはつまみ(ノブ)を深く差し込みすぎて地板と擦ってしまって重くなっていただけで、差し込み直したら全く問題なく直りました。最高音のCキーは、隣接する鍵盤が少し歪んでいたためその影響で本体の縁に接触して押した感じが悪くなっていたのですが、強制的に(力ずくで(^^;)キーの向きを矯正したら、こちらも難なく直りました(いずれ裏蓋をあけて完全に修理する予定ですが)。幸い電気回路の故障は全くなかったのでこれで実用上不具合が無くなりました。かなりお買い得で嬉しい限りです。これだからジャンク漁りはやめられません。(^^) 尚、このmicroKONTROLのキーボード幅は1oct = 13.5cmでオンドより少し狭いです。KORGといえばP3(1988)というピアノ音源モジュールとSymphony(1988)というオーケストラ音源モジュールには、当時としては音色がかなりリアルという事もあって、随分お世話になりました。オプションの音色カードも買い足してメインのピアノ&オーケストラ音源として使っていました。General MIDI規格ができる以前のことです。その後の音の良いGM音源AG-10(1993)やピアノ音源SG-Rack(1998)は今でも時々使っています。

▲ KORG microKONTROL
さて、KORGのサイトで本機の添付ソフトについて調べたら、Pianoteqというモデリング音源に非常に興味をひかれました。デモ版が無料ダウンロード出来るので早速落としてインストールしたらすっかり嵌ってしまいました。(笑) モデリングというのはプログラム上で対象物(楽器)を作ってしまうもので、音はそのプログラムから生成されます。現在愛用中のThe Grandというピアノサンプリング音源(音声データだけで約1GB)に比べてファイル容量が驚く程少なく(何と約20MB!)音質も良く、収録マイクの位置だとかボディーの鳴り、高音弦の共鳴、ハーフペダル、ダンパーが昇降する時に発生する音、果ては楽器(弦)の長さまで一つ一つ細かく調節する事が出来ます。たった20MBのプログラムがギガ単位でサンプリングした音源と堂々と渡り合えるところがすごいです。キーボードの動作テストを兼ねてmicroKONTROLでちょこっと演奏してみました。和音3つだけの曲とも言えないようなものですが、遠い空の色の心的表現です。(^^;



The Grandはさすがに本物を丁寧にサンプリングしただけあって音を延ばした時の響きが大変リアルなのですが、物理的に開発されたモデリング音源・Pianoteqは、ほぼそれに匹敵する音質なのでかなり使えそうですね。う~ん、また物欲が刺激され始めました。(^^) 

2007年10月12日金曜日

イシバシ・テルミン再販

今日は親父の手術後の検診があり、特に感染症の問題もなく術後の経過は良好なようだ。親父曰く「今までからは想像できないくらい明るく、物がよく見えるようになった」との事で一安心した。病院から帰ったあと、立川に買い物に出たついでに、先頃開店したイシバシ楽器に行ってみた。すると、ジミー・ページも買ったという、あの有名なイシバシ・テルミンが50台という数量限定で再発売されていたのだ。



イシバシ・テルミン 立川スペシャル
立川の丸井のビル(既に丸井は撤退済み)が改装されて9月の終わり頃、最上階にイシバシ楽器がオープンした。歩いても行ける近所に有名楽器店が増えたのは嬉しい限りで、開店記念に立川店のみでイシバシ・テルミンが限定販売されている(通販では売らないから欲しいヤツは立川店まで買いに来い!と、かなり強気の様子。というか、集客のための一種の目玉商品なんだろうなぁ(笑))。

常日頃から、「限定」という文字を見た途端にメロメロになってしまう限定厨である私は、店頭デモ品を触っているうちに、以前から入手しかったという事も手伝っってついつい衝動買いしてしまったのである。また散財してもうた。(笑) 前バージョンとの違いは、固定(第一)発振器にも周波数調整ノブが加わりボリュームつまみ(自作手留み~んに使っているものと同じ汎用品だった)が3つになった事で、型番もBTM2から3にバージョンアップしている。BTM2はいかにも怪しげな「バンドの飛び道具」という風情で極めて胡散臭い(笑)デザインだったが(これはこれで(・∀・)イイ!!と思う)、今回のものはスッキリしていてエフェクターと見まごうような「何処に持って行っても恥ずかしくない(笑)」仕上がりになっている。プレートにTACHIKAWA SP(立川スペシャル)とプリントしてあるのと、付属乾電池がダイソー(100円ショップ)製というのが妙に泣かせる。(笑) 電池ボックスの蓋を開けたところケースはタカチ製で、これも手留み~んと同じく、秋葉原の部品屋で容易に入手できる汎用品を使用している。

肝心の音は、自作手留み~んや学研テルミンの鋸歯状波的なものとは異なり、サイン波的で柔らかい感じが大変宜しいですね(オンド・マルトノ的で実はそこに惚れた)。実際に操作できる音域はそれ程広い訳ではなく、その点では寧ろ自作手留み~んの方が広いのだが、音質的にはイシバシ・テルミンの方がより本物に近い(といっても程度問題なのだが)。音はこちら(オンドのメタリック風な音を狙ってエフェクトかけまくり)(^^;


↑ それぞれの波形図(クリックで実寸)
完売したらそれでお終いよ!という事らしいので、気になる方はこの際是非ゲットして下さい。今日の時点で店頭にはあと30台程ありましたよ。まぁ、まだまだ大丈夫だとは思いますが・・・(^^)
テルミン3機種と自作トゥッシュユニット(改良中)



↑ イシバシ・テルミンのようつべ(YouTube)ビデオ