2025年2月22日土曜日

オーディオインターフェイスを返品した話

 Antelope audio Zen Go Synergy Core USBというオーディオインターフェイスがあるのですが、まあ、ネットの音質評価ではRMEのBABY FACEに匹敵するなどという書き込みもあったので5万円台で販売しているという事もあって現在のDAWの音質が更にアップできるならという助平心(笑)で購入してみました。ところが結果は✕でした。本機に限らず雑誌やYouTubeで配信しているレコーディングエンジニア(多分宣伝案件)はもとより有象無象の他人(特典目当て?)の音質評価は全くアテにならないと改めて勉強した次第です。却ってAMAZONとか通販サイトの悪い(☆2つ)、もしくは最悪(☆1つ)の評価レビューの方がよっぽど役に立ちます。(笑)

製品が届いてまずドライバーも含めた最新版のシステムソフトウェアをインストールして最初はちゃんと認識しました。しかしハードウェアを使用するにはいちいちユーザー登録しなければならず、これが滅茶苦茶面倒くさいし、覚悟も要ります。取り敢えず初期不良はないか動作テストなど一連の作業を終えてPCをシャットダウン、翌日起動すると全くハードウェアを認識しません。再起動を試みるも状況は変わらずコントロールソフトウェア上に当該機種は表示されず全くのお手上げ状態。ドライバーをアンインストール後に再インストールして運が良ければ稀に認識するもののほぼ認識しない状態が続きます。そして、偶々認識した時にマイクを接続して録音テストをしたところ、2チャンネルの入力が逆相で思わず「なんじゃこりゃ?」と呟いてしまいました。事前に品質確認済みのカーディオイドマッチドペアマイクを接続し平行、至近距離にセッティングして同じ入力レベルでラジオのスピーカーの音をほぼモノラル状態で拾って聴いてみたら他のインターフェイスでは全く正常なのですが、これは明らかに定位がおかしい。殆どモノラル収録なのに音場が分散してどこにピントが合っているのかわからず酔ってしまいそうな感じ。これは明らかに逆相でDAWのフェイズスコープを見たらグラフが真横に倒れています。本機のこの問題は数年前に大炎上したようなのですがそれから年月が経っても未だに改善されていない事には驚愕するしかないです。これまで何台もオーディオインターフェイスやレコーダーをとっかえひっかえ使って来ましたが、可成り安価な製品でも入力が逆相なんて事には全く遭遇した事がないので5万円超の製品でまさかこんな想定外の不具合にブチ当たるとは夢にも思いませんでした。この時点で即返品決定です。それにキャンペーンでエフェクトプラグインが色々と付属していましたがそれらをインストールするとDAWを起動した時に読み込みにあまりにも長い時間が掛かり殆どフリーズ状態になるので、ギターは弾かないし自分にとって有用性があるプラグインも殆どなさそうだったので実際に使う前にとっととアンインストールしました。それでもまだゴミが残っているようでアンインストール後もDAW起動時に何故か当該プラグインを読み込みに行き途中で止まってしまうのでPCの中を探し回って憎っくきゴミ(笑)を完全に除去しました。しつこく残っていてホント嫌になりました。

認識しないと表示されるダイアログボックス
一旦これが出ると再インストール、再起動しても駄目で
こんなに不安定なオーディオインターフェイスは久し振りです

デフォルトでの実際の入力をフェイズスコープでモニター
(2chでのモノラルの正相は縦で逆相は横の直線、完全にモノラルではないので少し幅があります)

ネットの書き込みでは音質の評価が高かった本機ですが実際に聴いてみるとまあ売価5万円台の音でした。しかも音が地味で暗い印象なので自分の駄耳では良いとは思えませんでした。勿論、他と比べてほんの僅かな違いです。というか最近のオーディオインターフェイスはどれも性能が良いのであからさまで顕著な差は殆どありません。あとは好みの問題です。何の色付けもない地味で詰まらない音がモニター性能なんだよと言われそうですが、正直以前導入したことがある超有名パッシブモニタースピーカーのように面白味や音楽性の欠片も無い無機質な音に苦痛を感じる位なら多少は色付けされていても作業中に楽しい出音の方が仮令モニター用途であってもそちらの方が断然良いです。レイテンシーも思ったほど高くなく他と同じバッファ設定でソフトウェア音源をリアルタイム演奏するには少々キツい感じです。レイテンシーの点ではPreSonusのインターフェイスには全く及ばず、MOTUの音の良さ(というか自分の好み)を再確認した形となりました。

ドライバーのインストールや認識不備で余計な時間を浪費するのは嫌ですし何と言っても入力が逆相なので直ぐに返品を申し込みました。最初は、「ハードには特に問題が見当たりません。LogicoolのGHUBがインストールされていると不具合の原因になり得ます」と返答が来ましたが、当該のソフトウェアは全くインストールしておらず、逆相なのに問題なしとはこれ如何に? 最終的には今回は特別に返品処理しますとの事で目出度く返品と相成りました。生収録用途でスタンドアローンのマイクプリとしての使用も一瞬考えましたが逆相ではどうしようもありません。液晶ディスプレイは輝度を最大にしても暗くて見難く正に本機が出す音のようでイライラします。しかも一応クラスコンプライアントということなのですが何故か192kHz固定で音が出ませんでした。メーカー推奨外の使用方法とはいえ1万円以下の安物インターフェイスでもクラスコンプライアントを謳っていればサンプリング周波数に追従してちゃんと音が出るのに自分にとっては本当に使い物になりませんでした。

本来は8万円程の価格設定のようですが最近色々なショップで特価で販売しているのは、かつて不具合があって返品されたリファービッシュ品を販売しているのではないかとついつい疑ってしまいます。返品に応じてくれたのは有り難いことですが、折角なら誰もが納得するような値段に見合ったレベルの高い商品を販売してほしいと切に願います。この製品が本当に良ければ壊れるまで使い倒そうと考えていましたから。

音質に就いては私の一方的な見解でしかなく(それって感想ですよね(笑))全くアテにならないと思いますし、何の不具合もなく調子よく動いている人もいますので決してこのエントリーを鵜呑みにされませんよう伏してお願い申し上げます。

2025年1月3日金曜日

あけましておめでとうございます。

 更新頻度が落ちておりますが本年もよろしくお願いいたします。

2024年12月15日日曜日

パワーウィンドウ

先日車のバッテリー交換したのですが、バックアップ電源を繋いでいなかったので、所謂メモリーがクリアされた状態になりました。燃費を測るために前回ガソリンを入れた時にリセットした距離計がバッテリー交換で0kmになりオーディオプレーヤーの時計もリセット状態、まあこれらは別に無問題なのでどうでもいいのですが、困ったのがパワーウインドウのオートモードが効かなくなった事でした。バックする時などスイッチ一発で窓が全開にならないと不便な事この上ないのでネットで調べたら一度全開状態にしてその後窓を閉めそのままスイッチレバーを3秒程上げたままにすると復帰するとの事だったので試したら見事オートモードが復活しました。ネット記事では殆どのメーカーの車でこの方法が有効らしいです。その他にもリセットされている項目があるかも知れませんがカーナビも外付けの社外品だし取り敢えず他には困る事は無さそうです。昔乗っていた車のバッテリーは5000円位だった記憶があるのですがアイドリングストップ車用だと高価なので、バッテリー寿命を延ばす効果があるかどうかは定かではありませんがエンジンスタートモーターに負担を掛けない為にも今後はアイドリングストップスイッチを切って乗ろうと思います。

2024年12月3日火曜日

バッテリー交換

 ここ暫く忙しくて車に乗る時間がなく、昨日久し振りに乗ろうとしたら弱っていた愛車のバッテリーが上がってしまいエンジンがかからなくなりました。以前は駐車場のスペースが家の真前にあったので充電器を使えば何とかなったかも知れませんが、今は駐車スペースが少し遠くなってしまったのでコードを這わす訳にもいかず、時間も取れそうにもないので取り敢えずディーラーに電話したら、今整備工場が一杯で対応出来ないのでJAFを呼ぶか保険屋に連絡して対処して欲しいというツレない返事。車屋がJAFを呼べと? なんか違うんじゃないかしらん。バッテリー交換なんて30分もあれば出来ると思うのですが、整備士が電話対応したようでその後多分これではいかん(折角向こうから問い合わせがあって儲けるチャンスだったのに(笑))と思った担当の営業からと思われる電話着信が2回ありましたが、勿論シカトです。(笑)

それで今日は仕事を早く終わらせて近所のオートバックスにバッテリーを買いに自転車を走らせ対応バッテリーを買って帰りましたが、兎に角バッテリーが重いので自転車の荷台に厳重に縛リ付けて転倒しないようにゆっくりと走りました。(笑) 家に着いて早速交換作業に入りましたがバッテリーを支持している金具を外すのが少し面倒だったものの思いのほか直ぐに終わりエンジンをかけるとバッチリ始動してほっとしました。これでまたいつも通り車に乗れるようになりました。

バッテリーの購入価格は古いバッテリー引き取り無料で1万4千円弱でしたが、これがもしディーラーに頼んだらバッテリーは割引なしの定価(しかも似たような寿命であまり意味のない高額な商品を選択)、その上工賃やらバッテリー処分費やらでおそらく総額3万円台後半になったのではないかと思います。そう考えると却ってツレない対応のお陰でDIYで節約出来たので良しとしましょう。家電やオーディオ機器の修理もそうですが自分で不具合を直すと愛着が増すし何事も面倒くさがっては駄目ですね。まあ車なので命に関わるような部分の修理は別ですが。(笑)

交換したバッテリー

交換前の駄目になったバッテリー

2024年11月23日土曜日

メーラー移行完了

 今までJust System のShuriken というメーラーを愛用してきました。自分にとっては使いやすいソフトウェアなので既に開発終了して時間が経っているにも拘わらず使い続けてきたのですが、Googleなどのメールサービスのセキュリティーが強化されてからは古いShuriken ではログインできなくなりました。更に最近はMSのメールサービスにも同様にログインできなくなり、その他のメールサービスが使えなくなるのも時間の問題と思ってメーラーを変えることにしました。幾つか試して見ましたがThunderbirdが使いやすくShurikenからエクスポートしたデータも問題なく読み込みが出来たので早速使い始めました。Shuriken には最も古いもので2001年からのメールが複数のアカウントで大量に収納されているのでエクスポート→Thunderbirdでインポートの作業が殊の外大変で結構な時間がかかりました。まあ、古いメールなどこの際断捨離で捨ててしまえば良いのかも知れませんが、過去の仕事やサークル活動の記録も残しておきたいし、購入したソフトウェアのシリアル番号などもメールにあるので、もう読まないメルマガなどは全部削除して幾ばくかスリム化してから移行しました。2001年といえば私はまだ30代で若い頃はいろいろあったなあと移行作業をしながら感慨に耽ってしまいました。ネットオークションでは色んなものを買っていましたね。(笑) 先ほど過去の全てのデータの移行が終わって長い間お世話になったShurikenを卒業することになりました。便利に使ってきたShiriken には本当に感謝です。あとはThunderbirdが開発中止にならないように祈るばかりで多少の寄付はするつもりです。

Shuriken の画面

2024年11月10日日曜日

久し振りの録音

先日ピアノサークルの定演がありましたので録音もかねて弾いてきました。使用したマイクはPreSonusのPM-2というマッチドペアのスモールダイアフラムコンデンサーで数年前に購入したもののなかなか出番がなく未使用状態でした。レコーダーも前に購入したものの使わず箱入り新品のZOOM F3です。 F3は内蔵マイクがなく最近特に無精度が増してきた所為でその後に購入したTASCAMのPortacapture X8の内蔵マイクで録音したりしていたのでなかなか出番がありませんでした。(笑) しかしレコーダー内蔵(付属)のマイクでは色々なマイキングを現場で時間が許す限り試してみたものの全く満足できず、XY方式は音像が中央に寄りすぎて全く好みではないし、AB方式はレコーダーの横幅から左右のマイク距離が短すぎて自然なステレオ感を得るには無理があり、やはり単体のマイクには敵う訳がないと意を決して(笑)マイク、レコーダー、マイクスタンド、他諸々のアクセサリーの重たい荷物を携えて会場に赴きました。前半はORTFで、後半はABで録音しましたが終了後家で録音を聴いてかなりよく録音されていて嬉しくなりました。かなり前BehringerのC-2で録音したときは音質自体はそんなに悪くなかったのですが低域が薄すぎて編集時にEQで大幅に調整しなければならず、FostexのMC10ST(おそらくSuperluxのOEM)はペアマイクでしたが左右でレベル差が6dB近くもあってステレオでは使い物にならず、MXLのCR21もペアでしたが4~5dB程度レベル差があって一旦返品し差が少ないものに交換してもらって(1dB程度だったらいいですが特性が著しく異なっているものをペアとして販売しないで欲しいです)録音してみましたが今ひとつ音に芯が感じられず1回でお蔵入り。やはりマッチドペアと正式に謳っていて2本の差が殆どないものではないとステレオ録音には色々支障が出ますね。尤もBehringerのB-1AKGのC414XLSC4000Bのように全く別々に購入しても殆どレベル差がなかったという偶々ラッキーな場合もありますが。余談ですがAKGは韓国資本になってから伝統のオーストリー・ヴィーンの拠点が閉鎖され職員も大量解雇で現在は嘗てとは違った単なる米国拠点の企業になってしまったようです。PM-2はテスト段階で見事なまでに2本の差が殆どなく(最大で0.3dB程度)さすがにマッチドペアとして販売されているだけのことはあります。製造は中国ですが設計は米国PreSonus社で、台湾や中国メーカーの既製品を単にメーカー名や型番だけを変えて売っているものではないので強くお勧めしたいのですが残念ながら現在はディスコンです。何と言っても安価なスモールにありがちな中高域が強調された硬い音ではなく、高低のバランスが良く響きが豊かでスモール特有の鋭さや解像度も兼ね備えていて、プロ並みの腕前を持った奏者の録音ではきっちりとスタジオ録音された市販CDのような音が聞こえてきました。非常に音楽的で高性能なマイクです。経験的にマイクとレコーダー(内蔵マイクプリ)との相性もあり、PM-2とF3の相性は大変良い感じで感銘を受けました。他に記憶に残っているところではSuperluxのS502TASCAM DR-40(初代)の相性も抜群でした。それから以前から思っていましたが録音が成功するには楽器の状態はもちろんのこと奏者の技量が本当に大事でタッチやペダリングが安定しないアマチュアの演奏ではいくら機材が良くても本領が発揮できないということを改めて感じた次第です。現在、録音は仕事にはしていないのでマイクは比較的安価なもののみを使っています。ショップスとかノイマンとか欲しいことにかわりがありませんが、スタジオで毎日のように商売で録音する訳ではなくさすがにマイク1本に数十万円(最近は円安で更に高騰)は出せません(維持管理も大変)ので自分で楽しめる範囲でやっていこうと思います。安物とはいえやっぱりマイク沼にはまっていますが。(笑)

2024年10月25日金曜日

腕時計オーバーホール

 昔使っていた腕時計がオーバーホールから戻って来ました。腕時計のオーバーホールといえば機械式時計を思い浮かべますが、クォーツ時計でも本来は定期的にオーバーホールした方が良いのです。シチズンのジャンクションという廉価版で記憶が確かならば1990年代半ば頃に新宿のヨドバシカメラで購入したものですが色々と個人的に思い出のある時計です。30年位前のソーラー時計なので2次電池が経年劣化しておりソーラー時計充電専用のLED発光器で充電を試みたのですが動きませんでした。シチズン時計のサイトで修理可能かどうか調べた処、キャリバーナンバーが不可能機種に該当していなかったのでオーバーホールに出しました。オーバーホールの代金は15400円で、この金額ならそこそこの時計が新品で買えます。でも自分位の年齢になると思い出があるものを復活使用したいと思ったりするので思い切って動くようにした次第です。さすがにメーカー純正のオーバーホールだけあって秒針もインデックスにピッタリ合わせてくれるので針ズレが超気になる神経質な自分(針がインデックスからズレた時計は捨てたくなります)でも非常に満足しています。(笑) 1週間程動かしてみましたが特に遅れたりする事もなく6日で約1秒進むので新品購入時と全く遜色ない処か逆に精度が良くなっているのには吃驚しました。シチズン時計には旧モデルを復活させて貰って感謝しています。ボーイズサイズなので老眼にはちょっと厳しい(笑)ですが今後も愛用していく積りです。

文字盤全面夜光、しかも青い色合いなので気に入っています。