昨日予告した通りのエントリーを書きましょう。以前からDSDファイルをマルチビットPCMに変換せずにそのまま聴いてみたかったのですが、最近手ごろな価格のDSDネイティブ対応USB DAコンバーターDS-DAC-100を見つけて漸く購入しました。もう数年前になりますがピアノサークルの有志が集まって某スタジオで演奏会を開催した際、AKGのコンデンサーマイクC4000B、FostexのメモリーレコーダーFR-2とKORGのポータブルDSDレコーダーMR-2を持ち込んで録音しました。当日は大雪で車が使えず重い録音機材を背負って会場に行きましたが本当に大変でした。(^^; FR-2で録音した96kHz 24bitのファイルは特に何もしなくてもそのまま聴けたのですが、MR-2でパラ収録した2.8MHz1bitのDSDファイルはKORGのソフトウェアAudioGateで一旦PCMに変換して聴いていたので、録音に使ったMR-2以外でDSDフォーマットの生データを聴いた事がなかったのです。それで今回やっとDS-DAC-100を購入してネイティブ再生してみたのですが、生々しくて非常に良いですね。DSDの特徴でよくいわれる「滑らかな感じ」は確かにその通りだと思いました。DSDの良さは記録できる周波数帯域云々よりもアナログに近い滑らかさですね(周波数帯域だけでいうなら私などは14kHz以上は聞こえているかどうか非常に怪しいので上限20kHzの44.1kHzサンプリングでもオーバースペックなのですよ。(笑))。勿論PCMが駄目という訳ではなくそれぞれ良さがあるので好みで選択すればよいと思います。DSDファイルも良い事ずくめではなく欠点もあります。それは編集が出来ない事で、ファイルの分割くらいは最低限出来ますがフェイドイン・アウトすら処理出来ないのでファイルがぶつ切りになってしまうんですよね。勿論そのままではエフェクト類も一切かけられません。これを補うためにファイルを一旦384kHzなどの非常に高いサンプリング周波数のPCMファイルに変換して編集をしてから元のDSDファイルに戻すというやり方があるのですがこれはネイティブファイルの形を根本的に変えてしまうので自分としては多少疑問に感じます。しかし他の手段がないのでこればかりは仕方がないですね。DSDで録音した音を聴くと欲が出てきて折角録音するならマイクももっと高性能なものに新調したいし音の良いマイクプリアンプも欲しくなります。まあ上を見たら切りがありませんが、個人で楽しめる範囲でやっていこうと思います。
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