近所のリサイクルショップに行ったら、キヤノンのテンキー電卓LS-12TK-Sの新品が500円で売っていたので買ってしまいました。テンキーは別に持っているのですがかなり大きくてケーブルが固いので取り回しがイマイチで小さいのが欲しかったんですよね。ボタン一つで電卓に切り替わるし何しろ安かったのでお試し感覚で購入しました(万が一テンキーとしての使い勝手が悪くとも電卓として使えるのでまあいいかと(笑))。パッケージには対応OSにWindows XP/2000/Me/98と印刷してあったので相当古い製品ですね。Windows10で動くのかちょっと不安だったりして。(^^;
ということで帰宅後パソコンに繋いだらあっさりとWin10で動きました。キータッチは電卓そのもので既に持っている普通のテンキーと比べても決して悪くないですし寧ろ作りの悪い安物キーボードよりはよっぽど良いですね。しかも電卓で計算した結果がパソコンに入力できるので非常に便利です。しかしながら古い製品なので内蔵電池の寿命は既に尽きていて太陽電池パネルを手で覆うと液晶表示が非常に薄くなります。説明書には電池交換はキヤノンの営業所かサービスステーションに依頼すべしと書かれていますが、蓋さえ開けられれば自分で交換できる筈なので早速やってみました。裏蓋の黒いビスを2個外して先ずは手でこじ開けようとしましたがなかなか強固に爪が嵌まっていて全く開く気配無しです。隙間に金属製のドライバーを突っ込むとプラスチックの縁が傷でガタガタになってしまうので何か柔らかいものはないかと探して最初は固めのボール紙でやってみましたがさすがにプラスチックには歯が立たず千切れてしまいました。(T_T) 更に探すとオーディオ用ケーブルのプラスチック製パッケージがあったので蓋の隙間に挿して動かしたらすんなりと爪が外れて簡単に蓋が開きました。こんな風に役立つなんて捨てずに取っておいて本当に良かったです。(笑)![]() |
パッケージの縁の部分が二重になっているので強度的にも充分です。 |
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蓋裏の印字をみると2003年製? XPのリリースが2001年なのであり得ますね。 だとすると14年も前の製品な訳で、よくもまあ未使用新品が残っていたものです。(^^; |
矢印の部分が爪と受けで全部で6箇所もありました。この部分を固いもので無理矢理こじ開けようとすると爪や受けが折れてしまう危険性がある(私は以前何度かこの手の蓋を開ける時に失敗しています)のでこういう構造の蓋を開ける時にはいつも非常に気を遣います。今回は自分としては珍しく道具をよく吟味したお陰でうまくいきました。(笑) さて電池を外してみるとマイナス極に電池内部から染み出した液体の跡がありそれに接触している電極にも付着していましたが、幸い金属(鍍金)を侵すような致命的な錆にまで進行しておらず無水エタノールで拭いたら新品同様にきれいになりました。
これで太陽電池を手で隠しても液晶表示は薄くならず電池交換無事完了です。キヤノンの現行品だとワイヤレスになっていてキーボタンも大きく更に使い勝手が良さそうですね。今回のエントリーは、ある程度時間が経過してまた電池が切れて再び蓋を開ける時用の備忘録です。
型番が少し違うLS-12TK Ⅲをメルカリに出品するにあたり、ここにたどり着きました。
返信削除なるほど電池を交換してあげた方が親切だなと思いトライしてみました。
裏ブタの外し方が大変参考になり、比較的簡単に外れました。
LS-12TK Ⅲの電池はCR2016が基盤にハンダ付けされた金属に挟まれる形で入っていました。
ハンダを溶かさないとダメかと思いましたが、金属の上側から精密ドライバーで押したら古い電池が出てきて、下側から新しい電池を押し込んだら入りました。
情報提供ありがとうございました。
コメントありがとうございました。
返信削除お役に立てば幸いです。
コメントがあると通知される設定にしていたはずなのですが、通知がないため全く見過ごしており大変失礼いたしました。1年も経過してからの返信で大変失礼いたしました。