学生時代に愛聴していたジャズのレコードが復刻されたCDを見つけたので、HMVの纏め買い割引で3枚一気に購入しました。当時たまたまNHK FM放送でアービング・バーリンの"I Love Piano"やリチャード・ロジャースの"There's a Small Hotel"を聴いて、ヴィブラフォンを演奏している増田一郎さんのファンになり、友人が持っていたLPを借りてよく聴きました。CDは紙ジャケ仕様ですが、当時のLPのジャケットをほぼ忠実に再現していて懐かしい限りです。聴覚と嗅覚はその時代とともに記憶に刻まれているので、CDを聴いていると当時の情景と雰囲気がまざまざと甦ってきます。ただ、必要以上にヒスノイズを低減しているのでドラムスのブラシの音などがその影響を受けてイマイチでした。当時のオープンリールテープ録音にはヒスノイズはつきものなので、まだまだ技術的に未完成なノイズリダクションは原音を尊重する意味からも使って欲しくなかったです。私は仕事で古い音源の修復作業をしていますので、編集ソフトウェアのノイズリダクションの功罪は痛いほど理解しています。アナログ録音の復刻CDでヒスノイズが聞こえてくると却って安心するんですよ。
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