2010年7月5日月曜日

安定器交換

部屋で使っている蛍光灯照明器具の安定器を交換した。別に器具が故障したわけではないが、チラつき解消と消費電力低減のためにチョークコイル(銅鉄安定器)をインバーター(電子安定器)に入れ替えたのである。直管40Wは学校や事務所などではよく見かけるが一般の家庭では殆ど使われない大きさである。パソコンのある場所を主として、部屋が広範囲に照らせるので、別途天井に付いている主照明を殆ど使わずこれ一本で充分間に合ってしまう。(笑) 内蔵されている銅鉄安定器は使用中手で触れない程熱くなり電力の損失が大きい。銘板に表記してある器具全体の消費電力は49Wなので、ランプの消費電力を単純に40Wとすると安定器だけで9W消費していることになる。最近は電気を喰わないインバーター(電子回路)式の安定器が色々あって、秋葉原でたまたま見つけて購入した32WHf蛍光灯用で尚かつ旧型の40W管も使える電子安定器だと、何と明るさを殆ど落とさずに35Wまで消費電力を下げることが出来る。毎日一定時間使うものなので14Wの差は結構大きい。

まず結線を半田鏝で外し銅鉄安定器を器具から取り外して、用意した電子安定器(インバーター)を固定しようとしたら、取付穴の寸法が違っていたので器具本体にドリルで穴を開けヤスリでバリ取りをする。照明器具に使われている鋼板はかなりヤワで、ちょっと力を加えただけですぐに凹んだりするので、ボコボコと変な凹凸をつけないように気をつけないといけない。インバーターをネジで固定した後結線替えをする。銅鉄安定器とは回路が違うので、グローランプのソケットを外したり、線を切ったり足したりして繋ぎ替え、圧着端子で留めて作業終了。結線に間違いのないことを確認してからコンセントにプラグを差して蛍光灯の点灯確認後、器具の笠を取付け元通り吊り下げた。銅鉄の塊を取り外して軽量な電子回路になったので、本体の重量も非常に軽くなった。

暫く点灯テストしてみたが、以前は時々発生したちらつきがなくなり、明るさもほぼ変わらず、器具の安定器を内蔵した部分を触ってもあまり熱を持っていないことがわかる。Hf管以外だと多少ランプの寿命が短くなるようだが何といっても消費電力が大幅に下がったことが精神衛生的にとてもよい。(笑) 

上:電子安定器(インバーター)、下:銅鉄安定器(チョークコイル)

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