あるCDを探していたらCDの山の中から仕事で作曲したゲームのBGM集が出てきたので懐かしくなって久しぶりに聴いてみました。音楽、特に自作は鮮烈に当時の事を思い出させてくれますね。(笑)
あるゲームに携わった時は、スタッフが皆素晴らしい方々で自分の好き放題に曲を作らせてくれてリテイクも殆どなく、これ以上ない程幸福感に満ちあふれながら仕事をした事、ゲーム音楽制作中に親友が急逝して彼の思い出を曲の中にこっそりと忍ばせた事、ムービーに音楽をつける作業ではなかなかいいアイデアが思い浮かばずに苦悶していて何も生み出せないままとうとう締め切り日の前日になってしまい、更に運悪く当日別の仕事から帰る際に事故で電車が止まって帰宅が深夜になってしまい徹夜で作曲していたら妙にハイテンションになってよいアイデアが閃いて、まるで何かに導かれるように作曲したデータを送ったらクライアントさんに絶賛された事、ギャルゲーに携わった時は担当したキャラクター(ごくありふれたアニメキャラ絵)に感情移入が出来ず、それならばと当時好きだった女性の事を想いながら曲を作った事など、色々と思い出しました。特に、忘れかけていた女性の姿が鮮烈に見えた事にはちょっと驚きました。それから、ゲーム音楽とはいえ一応主題労作もちゃんとやってましたね。偉いぞ、自分。(笑)
自分がゲーム音楽に携わった頃は本当にいい時代でしたね。(^^) これらの愛しい曲たちは残念乍ら売り渡しだったため自分には既に著作権がなくネット配信できないんですよね~。(T_T)